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公開：2024-08-26

パシフィックメディカルの電子カルテ「MALL」シリーズがIT導入補助金2024の対象に、医療機関のデジタル化推進に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 電子カルテ「MALL」シリーズがIT導入補助金2024の対象に
• 新規導入医療機関は補助金申請が可能に
• IT導入補助金は中小企業のデジタル化支援が目的

パシフィックメディカルの電子カルテ「MALL」シリーズがIT導入補助金2024の対象に

株式会社パシフィックメディカルは2024年8月26日、同社が提供する電子カルテ「MALL」シリーズが経済産業省の「IT導入補助金2024」の対象ITツールに認定されたことを発表した。これにより「MALL」「MALL精神科」「MALL重心」「MALL透析」を新規導入する医療機関は、導入等にかかる費用に対する補助金の申請が可能となったのだ。^[1]

IT導入補助金は中小企業・小規模事業者等の経営力向上や企業間取引のデジタル化を推進することを目的とした制度である。課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、業務効率化や売上向上を支援する仕組みだ。パシフィックメディカルはIT導入支援事業者としても採択されている。

「MALL」シリーズは、電子カルテとオーダリング機能を軸とする病院向け医療情報システムだ。外来機能、病棟機能の他に、薬剤管理、臨床検査、透析管理、リハビリ管理など多くの部門システムを持つ。高いコストパフォーマンスや柔軟性、拡張性、適用性、システム間の高い連動性を実現しており、現在の導入医療施設数は約217件、約20年の運用で利用継続率は99%を誇っている。

電子カルテ「MALL」シリーズの特徴まとめ

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IT導入補助金について

IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等のITツール導入を支援する国の制度のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 経営力向上や企業間取引のデジタル化推進が目的
• ITツール導入経費の一部を補助
• 業務効率化や売上向上を支援

IT導入補助金2024では、パシフィックメディカルの電子カルテ「MALL」シリーズが補助金対象のITツールとして認定された。これにより、「MALL」「MALL精神科」「MALL重心」「MALL透析」を新規導入する医療機関は、導入等にかかる費用に対する補助金の申請が可能となっている。医療機関のデジタル化推進に大きく寄与する制度といえるだろう。

電子カルテ「MALL」シリーズのIT導入補助金対象化に関する考察

電子カルテ「MALL」シリーズがIT導入補助金2024の対象になったことは、医療機関のデジタル化推進において大きな意義がある。特に中小規模の医療機関にとって、電子カルテ導入の初期コストは大きな障壁となっていたが、補助金制度の活用によりこの問題が緩和される可能性が高い。結果として、より多くの医療機関でデジタル化が進み、業務効率の向上や医療サービスの質の改善につながることが期待できるだろう。

一方で、IT導入補助金の申請手続きや、電子カルテ導入後の運用面での課題も考えられる。特に小規模な医療機関では、ITに精通した人材が不足している可能性があり、システムの効果的な活用に苦戦する可能性がある。パシフィックメディカルには、導入支援だけでなく、運用サポートや活用方法の提案など、継続的なフォローアップ体制の構築が求められるだろう。

今後は、AI技術や IoTデバイスとの連携など、さらなる機能拡張が期待される。例えば、AIによる診断支援や、ウェアラブルデバイスからのデータ連携など、先進的な技術を取り入れることで、「MALL」シリーズの付加価値をさらに高められるだろう。また、地域医療連携や遠隔医療への対応など、医療のデジタル化トレンドに合わせた機能強化も重要になってくるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「電子カルテ「MALL」シリーズがIT導入補助金2024の対象になりました | 株式会社パシフィックメディカルのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000076432.html, (参照 24-08-26).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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