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公開：2024-07-18

Kivaとプライムクロスがウェブアクセシビリティで協業、不動産・住宅業界のデジタル化を加速

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• Kivaとプライムクロスが協業開始
• ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」事業で連携
• 障害者差別解消法施行に対応
• 企業のウェブアクセシビリティ導入を推進

Kivaとプライムクロスのウェブアクセシビリティ協業の意義

株式会社Kivaとプライムクロスの協業は、ウェブアクセシビリティの重要性が高まる中で非常に意義深い取り組みだ。2024年4月1日に施行された障害者差別解消法により、事業者にも合理的配慮の提供が義務化された背景がある。この法改正は、障害のある人やご高齢の方を含むすべての人がウェブ上の情報やサービスを平等に利用できる環境整備を求めている。^[1]

しかし、総務省の調査によると、インターネットを利用している日本企業の99.7%のうち、ウェブアクセシビリティに関するJIS規格を満たしている企業はわずか4.6%に留まっている。この数字は、多くの企業がウェブアクセシビリティへの対応に遅れを取っていることを如実に示している。Kivaとプライムクロスの協業は、この課題に対する具体的な解決策を提供するものだ。

ウェブアクセシビリティツール「ユニウェブ」の導入により、企業は顧客満足度の向上と信頼獲得を実現できる。高齢者や障害のある方々を含むすべてのユーザーがウェブサイト上の情報を正しく理解できるようになることで、ユーザビリティが大幅に向上する。さらに、ウェブアクセシビリティに配慮した姿勢を示すことで、企業イメージの向上にもつながるだろう。

ウェブアクセシビリティとは

ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障害者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できることを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• すべてのユーザーに平等な情報アクセスを提供
• 障害の有無に関わらずウェブサイトを利用可能に
• 一時的な怪我や病気の人にも配慮
• 加齢による身体機能の変化に対応
• 外国人旅行者など言語の壁を越えた情報提供を実現

ウェブアクセシビリティは特定のグループだけでなく、すべての人にとって重要だ。例えば、一時的な怪我で腕が使えない状況や、加齢による視力低下など、誰もが障害者と同様の状況になり得る。そのため、ウェブアクセシビリティの向上は、社会全体のインクルージョンを促進する重要な取り組みと言える。

ユニウェブ導入がもたらす不動産・住宅業界への影響

ユニウェブの導入は、不動産・住宅業界に大きな変革をもたらす可能性を秘めている。この業界では、物件情報や契約内容など複雑な情報を正確に伝える必要があるため、ウェブアクセシビリティの重要性は特に高い。ユニウェブの導入により、視覚障害者や高齢者も含めたすべての顧客が、均等に物件情報にアクセスできるようになるだろう。

さらに、ウェブアクセシビリティの向上は、不動産・住宅業界の企業にとって新たな顧客層の開拓にもつながる。障害者や高齢者向けの専門的な物件紹介サービスの展開も可能になり、市場の拡大が期待できる。一方で、導入初期段階では、既存のウェブサイトの大規模な改修が必要となる可能性もあり、コストと時間の面での課題も予想される。

今後、ユニウェブの普及により、不動産・住宅業界全体のウェブアクセシビリティ水準が向上することが期待される。これは、業界全体の信頼性向上につながり、顧客満足度の向上だけでなく、社会的責任を果たす企業としてのブランド価値向上にも貢献するだろう。ユニウェブの導入は、単なる法令遵守を超えた、業界全体の発展につながる重要な一歩となるかもしれない。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ユニウェブ、不動産・住宅業界に特化したデジタルマーケティングカンパニー「プライムクロス」と協業開始 | 株式会社Kivaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000090.000085052.html, (参照 24-07-18).
2. 総務省. https://www.soumu.go.jp/

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