HTTPステータスコードの「100 Continue」とは?意味をわかりやすく簡単に解説
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目次
- HTTPステータスコードの「100 Continue」とは
- 「100 Continue」の使用タイミング
- 大きなリクエストボディを送信する場合の「100 Continue」の使用
- サーバーのリソース確認のための「100 Continue」の使用
- 不要なデータ転送を回避するための「100 Continue」の使用
- 「100 Continue」を使用する際の注意点
- サーバーの「100 Continue」対応の確認とクライアントの実装
- 「100 Continue」の使用によるレイテンシの考慮
- 「100 Continue」の過剰な使用の避け方
- 「100 Continue」の具体的な使用例
- 大容量ファイルのアップロードにおける「100 Continue」の使用例
- API リクエストにおける「100 Continue」の使用例
- 長時間の処理を伴うリクエストにおける「100 Continue」の使用例
HTTPステータスコードの「100 Continue」とは
「100 Continue」はクライアントからサーバーへリクエストを送信する際に使用されるステータスコードです。クライアントはリクエストボディを送信する前に、まずリクエストヘッダのみを送信し、サーバーからの応答を待ちます。
サーバーはリクエストヘッダを受信し、リクエストを処理可能であると判断した場合、「100 Continue」ステータスコードをクライアントに返します。これはクライアントに対して、リクエストボディの送信を続行するよう通知する役割を果たしているのです。
「100 Continue」ステータスコードを受信したクライアントはリクエストボディの送信を開始します。これにより、不必要なデータ転送を避け、ネットワークの効率を高めることができるでしょう。
ただし、すべてのサーバーが「100 Continue」に対応しているわけではありません。対応していないサーバーは「100 Continue」を無視し、通常のレスポンスを返す場合があります。
クライアント側でも、「100 Continue」を明示的に要求する必要があります。これはリクエストヘッダに「Expect: 100-continue」を含めることで実現できます。サーバーはこの指定を認識し、適切に応答を返すことになります。
「100 Continue」の使用タイミング
「100 Continueの使用タイミング」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- 大きなリクエストボディを送信する場合の「100 Continue」の使用
- サーバーのリソース確認のための「100 Continue」の使用
- 不要なデータ転送を回避するための「100 Continue」の使用
大きなリクエストボディを送信する場合の「100 Continue」の使用
クライアントが大きなサイズのリクエストボディを送信する必要がある場合、「100 Continue」を使用すると効果的です。リクエストヘッダのみを先に送信し、サーバーからの「100 Continue」応答を待つことで、無駄なデータ転送を防ぐことができます。
例えば、大容量のファイルをアップロードする際などに有用でしょう。サーバーが受信可能であることを確認してから、実際のファイルデータを送信することで、ネットワークの効率化が図れます。
ただし、サーバー側で「100 Continue」に対応していない場合もあるので、クライアントは適切にハンドリングする必要があります。レスポンスを適切に解釈し、必要に応じてリクエストボディの送信を開始するよう設計しておくことが大切です。
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サーバーのリソース確認のための「100 Continue」の使用
「100 Continue」はサーバーがリクエストを処理可能かどうかを事前に確認するために使用されることもあります。クライアントはリクエストヘッダを送信し、サーバーからの応答を待ちます。
サーバーはリクエストヘッダを解析し、必要なリソースの可用性やアクセス権限などをチェックします。問題がなければ、「100 Continue」を返し、リクエストの続行を許可するのです。
これにより、サーバーは事前にリクエストの妥当性を検証し、無効なリクエストによるリソースの浪費を防ぐことができます。また、クライアントにとっても、無駄なデータ転送を避けられるというメリットがあるでしょう。
不要なデータ転送を回避するための「100 Continue」の使用
「100 Continue」は不要なデータ転送を回避するために有効です。クライアントはリクエストボディを送信する前に、サーバーの応答を待つことができます。
サーバーがリクエストを拒否する場合、クライアントはリクエストボディの送信を中止できます。これにより、ネットワーク帯域幅の無駄な消費を防ぎ、効率的な通信が実現されるのです。
特に、モバイルネットワークなどの帯域幅に制限がある環境では「100 Continue」の活用が有効でしょう。大きなリクエストボディを送信する前に、サーバーの応答を確認することで、通信コストの最適化につながります。
「100 Continue」を使用する際の注意点
「100 Continueを使用する際の注意点」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- サーバーの「100 Continue」対応の確認とクライアントの実装
- 「100 Continue」の使用によるレイテンシの考慮
- 「100 Continue」の過剰な使用の避け方
サーバーの「100 Continue」対応の確認とクライアントの実装
「100 Continue」を使用する際はサーバーがこのステータスコードに対応しているかを確認する必要があります。すべてのサーバーが「100 Continue」をサポートしているわけではないため、クライアント側で適切に処理を行う必要があるでしょう。
クライアントはリクエストヘッダに「Expect: 100-continue」を含めることで、「100 Continue」を要求します。サーバーからの応答を待ち、「100 Continue」が返された場合にのみ、リクエストボディの送信を開始するようにします。
ただし、サーバーが「100 Continue」に対応していない場合、通常のレスポンスが返されることがあります。クライアントはこのような場合にも適切に対処できるよう、柔軟な実装が求められます。
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「100 Continue」の使用によるレイテンシの考慮
「100 Continue」を使用することで、追加のラウンドトリップが発生するため、レイテンシが増加する可能性があります。クライアントはリクエストヘッダを送信し、サーバーからの応答を待つ必要があるためです。
特に、ネットワークの遅延が大きい環境では「100 Continue」の使用によるレイテンシの影響を考慮する必要があります。レイテンシの増加が許容できない場合は「100 Continue」の使用を控えるといった判断が必要となるでしょう。
ただし、大きなリクエストボディを送信する場合など、「100 Continue」の使用によるメリットがレイテンシの増加を上回る場合もあります。状況に応じて適切な判断を下すことが重要です。
「100 Continue」の過剰な使用の避け方
「100 Continue」は必要な場面で使用することが重要です。過剰な使用はかえってパフォーマンスの低下につながる可能性があります。
小さなリクエストボディを送信する場合や、サーバーがすぐにレスポンスを返す場合など、「100 Continue」を使用するメリットが少ない場面では使用を控えるべきでしょう。不必要なオーバーヘッドを避け、シンプルな通信を心がけることが肝要です。
また、「100 Continue」に対応していないサーバーに対して使用すると、無駄なオーバーヘッドが発生する可能性があります。サーバーの対応状況を確認し、適切に使用することが求められます。
「100 Continue」の具体的な使用例
「100 Continueの具体的な使用例」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。
- 大容量ファイルのアップロードにおける「100 Continue」の使用例
- API リクエストにおける「100 Continue」の使用例
- 長時間の処理を伴うリクエストにおける「100 Continue」の使用例
大容量ファイルのアップロードにおける「100 Continue」の使用例
大容量のファイルをアップロードする際に、「100 Continue」を使用することで、効率的な通信が実現できます。クライアントはリクエストヘッダにファイルのメタデータを含め、サーバーからの「100 Continue」応答を待ちます。
サーバーはファイルのメタデータを確認し、アップロードを受け入れ可能か判断します。受け入れ可能な場合は「100 Continue」を返し、クライアントにファイルの送信を続行するよう通知します。これにより、不必要なデータ転送を回避できるでしょう。
POST /upload HTTP/1.1
Host: example.com
Content-Type: application/octet-stream
Content-Length: 1234567890
Expect: 100-continue
[サーバーから100 Continueを受信した後、実際のファイルデータを送信]
API リクエストにおける「100 Continue」の使用例
API リクエストにおいて、「100 Continue」を活用することで、サーバーのリソースをより効率的に利用できます。クライアントはリクエストヘッダにAPIのパラメータを含め、サーバーからの応答を待ちます。
サーバーはパラメータを検証し、リクエストの処理が可能かどうかを判断します。処理可能な場合は「100 Continue」を返し、クライアントにリクエストボディの送信を促します。これにより、無効なリクエストによるサーバーリソースの無駄な消費を防げます。
POST /api/data HTTP/1.1
Host: api.example.com
Content-Type: application/json
Content-Length: 1024
Expect: 100-continue
[サーバーから100 Continueを受信した後、実際のリクエストボディ(JSONなど)を送信]
長時間の処理を伴うリクエストにおける「100 Continue」の使用例
長時間の処理を必要とするリクエストでは「100 Continue」を使用することで、クライアントにサーバーの処理状況を伝えることができます。クライアントはリクエストヘッダを送信し、サーバーからの応答を待ちます。
サーバーはリクエストを受信し、処理を開始します。処理が長時間に及ぶ場合、「100 Continue」を返すことで、クライアントに処理が継続中であることを通知します。これにより、クライアントはタイムアウトを回避し、処理の完了を待つことができるでしょう。
POST /long-process HTTP/1.1
Host: example.com
Content-Type: application/json
Content-Length: 512
Expect: 100-continue
[サーバーから100 Continueを受信した後、実際のリクエストボディを送信]
[サーバーは長時間の処理を行い、最終的な結果をレスポンスとして返す]
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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