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パナソニックがPatentSQUAREに知財BIダッシュボード機能を追加、最大100万件の特許情報分析が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

パナソニックがPatentSQUAREに知財BIダッシュボード機能を追加、最大100万件の特許情報分析が可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • パナソニックがPatentSQUAREの新機能を発表
  • 知財BIダッシュボードで特許情報分析を強化
  • 最大100万件の文献を対象に知財をBIで可視化

パナソニックのPatentSQUAREに知財BIダッシュボード機能を追加

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社は特許調査支援サービス「PatentSQUARE」の機能を拡充し、知財情報の可視化・分析をBIで支援する「知財BIダッシュボード」を2024年9月より提供開始した。この新機能は最大100万件の文献を対象に知財をBIで可視化し、直感的かつ迅速な特許情報の分析を支援する。[1]

知財BIダッシュボードは特許情報の検索・分析対象となる母集団の作成から分析まで、PatentSQUARE上のみで完結できる。分析目的別にグラフを描画する11種類のテンプレートも完備されており、データ収集や整理にかかる時間を大幅に短縮し、より網羅的な調査および自社の状況に合わせた分析を可能にしている。

この機能追加により、企業のIPランドスケープの実施に向けて特許情報分析の促進や事業・経営戦略にかかわる意思決定をサポートする。また、社内で独自に分類を付与した文献の分析も可能で、AI自動分類機能と組み合わせることで独自分類の付与と日常的な競合分析の省力化も実現できる。

知財BIダッシュボードの主な特長まとめ

分析支援 データ処理 ユーザビリティ
主な機能 11種類のグラフテンプレート 最大100万件の文献分析 ワンストップ操作
特徴 目的別分析が可能 網羅的な調査が可能 PatentSQUARE内で完結
メリット 分析時間の短縮 大規模データの処理 作業効率の向上
活用例 競合分析、技術動向把握 広範囲の特許調査 日常的な特許分析業務
知財BIダッシュボードの詳細はこちら

IPランドスケープについて

IPランドスケープとは、知財情報と非知財情報を統合的に分析することで、ビジネスの現状俯瞰・将来展望を示し、経営戦略や事業戦略に役立てる手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 特許情報とマーケット情報などを組み合わせた分析
  • 経営戦略や事業戦略立案への活用
  • ビジネス環境の包括的な把握と将来予測

IPランドスケープは企業の知的財産活動が、特許取得中心の「守り」の姿勢から、知財を経営戦略に生かす「攻め」の取り組みへと変化する中で重要性を増している。PatentSQUAREの新機能「知財BIダッシュボード」は、このIPランドスケープの実施を支援し、企業の知財戦略立案や意思決定プロセスの効率化に貢献することが期待される。

PatentSQUAREの知財BIダッシュボード機能に関する考察

PatentSQUAREの知財BIダッシュボード機能は、特許情報の分析を効率化し、企業の知財戦略立案を支援する点で高く評価できる。特に最大100万件の文献を対象とした分析が可能になったことで、より包括的な特許調査が実現し、企業の競争力強化につながる可能性がある。ただし、大量のデータを扱うため、システムの安定性や処理速度の維持が今後の課題となるだろう。

この機能の導入により、知財部門だけでなく経営層や研究開発部門など、組織全体での知財情報の活用が促進されることが期待される。一方で、ユーザーのデータ分析スキルや知財に関する知識のレベルに応じた、きめ細かなサポートやトレーニングプログラムの提供が必要になるかもしれない。PatentSQUAREには、ユーザーの利用状況や要望を積極的に収集し、継続的な機能改善や新機能の追加を行っていくことが求められるだろう。

今後は、AIやマシンラーニングを活用したより高度な特許分析機能の追加や、他の企業データベースとの連携強化など、さらなる機能拡充が期待される。また、グローバル企業の知財戦略支援を視野に入れ、多言語対応や各国の特許制度に対応した分析機能の強化も重要になってくるだろう。PatentSQUAREが知財情報分析のデファクトスタンダードとなり、日本企業の国際競争力向上に貢献することを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「パナソニックの特許調査支援サービス「PatentSQUARE」が特許情報分析機能を強化。最大100万件の文献を対象に知財をBIで可視化する新機能「知財BIダッシュボード」をリリース | パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000125.000062053.html, (参照 24-09-11).

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