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公開：2024-09-12

DONUTSがCLIUSでマイナ保険証チェックインシステムを開発、クリニックの受付自動化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DONUTSがマイナ保険証チェックインシステムを開発
• クラウド型電子カルテCLIUSで受付業務を自動化
• 2024年12月2日以降の保険証新規発行終了に対応

DONUTSがクラウド型電子カルテCLIUSでマイナ保険証対応を強化

株式会社DONUTSは、クラウド型電子カルテ「CLIUS」において、マイナンバーカードの健康保険証（マイナ保険証）を活用した患者受付の自動化システムを2024年9月11日にリリースした。この新機能は、有料オプションである「CLIUS患者案内」のチェックインシステムの一部として提供される。デジタル庁の発表によると2024年12月2日以降、従来の保険証の新規発行が終了することを受けての対応だ。^[1]

本システムの導入により、患者がマイナンバーカードをカードリーダーにかざすだけで、保険情報の取得から受付までの全プロセスを自動化することが可能となる。従来は保険証の目視確認や手動での患者検索、受付作業が必要であったが、これらの作業を完全に自動化することで、医療機関の業務効率を大幅に向上させることができる。

さらに、「CLIUS」と「オンライン資格確認」および「マイナンバーカードによるチェックインシステム」を組み合わせることで、チェックインから当日の受診ルート案内まで自動化が可能となる。これにより、事務員1名分相当の業務負担を軽減し、医療機関の受付業務の効率化と院内DXの推進に大きく貢献することが期待される。

CLIUSのマイナ保険証チェックインシステム機能まとめ

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クラウド型電子カルテについて

クラウド型電子カルテとは、医療情報をインターネット上のサーバーで管理し、ウェブブラウザを通じてアクセスできる電子カルテシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 初期導入コストが低く、スケーラビリティに優れている
• データのバックアップやセキュリティ管理が容易
• 複数の医療機関での情報共有が可能

DONUTSが提供する「CLIUS」は、2018年7月にサービスを開始したクラウド型電子カルテである。直感的な操作性と自動学習機能、レセプト分析サポートなどの特徴を持ち、医師の効率的なカルテ入力作業を支援する。また、他の医療機関やシステムとの連携も容易な設計となっており、医療機関のDX推進に貢献している。

マイナ保険証チェックインシステムに関する考察

DONUTSが開発したマイナ保険証チェックインシステムは、医療機関の受付業務効率化に大きく貢献する可能性がある。特に2024年12月以降の保険証のデジタル化に向けた動きに先駆けて対応している点は評価に値する。一方で、マイナンバーカードの普及率や高齢者の利用障壁など、システム導入後の実際の運用面での課題が想定される。

今後起こり得る問題としては、マイナンバーカードの紛失や故障時の対応、システムダウン時のバックアップ体制の構築などが挙げられる。これらの課題に対しては、従来の保険証での受付体制の維持や、オフライン時の運用マニュアルの整備などが解決策として考えられる。また、セキュリティ面での懸念に対しては、データ暗号化やアクセス制御の強化など、継続的な対策が求められるだろう。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した問診システムの統合や、遠隔診療との連携機能などが挙げられる。さらに、患者の医療データの一元管理や、他の医療機関とのスムーズな情報共有機能の拡充にも期待したい。CLIUSには、こうした機能拡張を通じて、医療のデジタル化をリードする存在となることを期待する。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マイナ保険証のチェックインシステムを開発！クラウド型電子カルテ『CLIUS』マイナンバーカードで患者さまの受付を自動化 | 株式会社DONUTSのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001427.000004237.html, (参照 24-09-12).
2. デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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