プログラミング

PROGRAMMING

公開：2024-08-11

JDK(Java Development Kit)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

JDK(Java Development Kit)とは

JDKとはJava Development Kitの略称で、Javaプログラミングに必要な開発ツールキットのことを指します。JDKには、Javaプログラムを実行するためのJava Runtime Environment(JRE)と、Javaプログラムを開発するために必要なツール類が含まれています。

JDKは、Javaプログラムのコンパイルや実行、デバッグなどの機能を提供するものです。JDKを使用することで、Javaプログラムを効率的に開発することができるようになります。

JDKには、javacと呼ばれるJavaコンパイラが含まれています。このコンパイラを使用することで、Javaのソースコードを機械語に変換し、実行可能なバイトコードを生成することができます。

また、JDKにはJavaアプリケーションを実行するために必要なJREも含まれています。JREは、Javaプログラムを実行するために必要な最小限の環境を提供するもので、JVMと呼ばれるJava仮想マシンが含まれています。

JDKは、Oracleが提供するOracle JDKと、オープンソースのOpenJDKの2種類があります。Oracle JDKは商用利用の際にライセンス費用が必要ですが、OpenJDKは無償で利用することができます。

JDKのインストール方法

JDKのインストール方法に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

• JDKのダウンロード
• JDKのインストール手順
• 環境変数の設定

JDKのダウンロード

JDKをインストールするには、まずOracleの公式サイトからJDKをダウンロードする必要があります。ダウンロードページでは、使用するOSに合わせたJDKを選択してください。

ダウンロードしたJDKのインストーラを実行すると、インストールウィザードが起動します。ウィザードに従ってインストール先などを指定し、インストールを完了させましょう。

インストールが完了したら、コマンドプロンプトやターミナルを開き、以下のコマンドを実行してJDKのバージョンを確認します。バージョン情報が表示されれば、正常にインストールされています。

java -version

JDKのインストール手順

JDKのインストール手順は、OSによって異なります。Windowsの場合は、ダウンロードしたインストーラを実行し、ウィザードに従ってインストールを進めていきます。

macOSの場合は、ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックしてマウントし、パッケージインストーラを実行します。インストーラに従ってインストールを進めていきましょう。

Linuxの場合は、ディストリビューションによってインストール方法が異なります。apt-getやyumなどのパッケージ管理ツールを使用してインストールするか、tarボールをダウンロードして手動でインストールする必要があります。

環境変数の設定

JDKをインストールしただけでは、コマンドラインからJavaを実行することができません。コマンドラインからJavaを実行するには、環境変数を設定する必要があります。

Windowsの場合は、コントロールパネルから環境変数を設定します。「システムの詳細設定」から「環境変数」を選択し、「システム環境変数」の「Path」にJDKのbinディレクトリのパスを追加してください。

macOSやLinuxの場合は、シェルの設定ファイル(.bashrcや.zshrcなど)に以下の行を追加します。これにより、コマンドラインからJavaを実行できるようになります。

export JAVA_HOME=/path/to/jdk
export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

JDKに含まれるツール

JDKに含まれるツールに関して、以下3つを簡単に解説していきます。

• Java コンパイラ(javac)
• Java アプリケーション起動ツール(java)
• Java デバッガ(jdb)

Java コンパイラ(javac)

javacは、Javaのソースコードをバイトコードに変換するためのコンパイラです。Javaのソースファイル(.javaファイル)を読み込み、バイトコードファイル(.classファイル)を生成します。

javacを使用するには、コマンドラインから以下のようにコマンドを実行します。これにより、指定されたソースファイルがコンパイルされ、バイトコードファイルが生成されます。

javac Hoge.java

javacにはさまざまなオプションが用意されており、コンパイル時の動作を細かく制御することができます。例えば、-verboseオプションを指定すると、コンパイルの進行状況が詳細に表示されます。

Java アプリケーション起動ツール(java)

javaは、コンパイルされたバイトコードを実行するためのツールです。バイトコードファイル(.classファイル)を読み込み、JVM上で実行します。

javaを使用するには、コマンドラインから以下のようにコマンドを実行します。これにより、指定されたバイトコードファイルがJVM上で実行されます。

java Hoge

javaにはさまざまなオプションが用意されており、JVMの動作を細かく制御することができます。例えば、-Xmxオプションを指定すると、JVMが使用するメモリの最大サイズを指定できます。

Java デバッガ(jdb)

jdbは、Javaアプリケーションをデバッグするためのツールです。アプリケーションの実行を一時停止し、変数の値を確認したり、ステップ実行を行ったりすることができます。

jdbを使用するには、コマンドラインから以下のようにコマンドを実行します。これにより、指定されたクラスがデバッグモードで実行されます。

jdb Hoge

jdbではブレークポイントを設定することができ、特定の行で実行を一時停止させることができます。また、ステップ実行を行うことで、コードを1行ずつ実行していくこともできます。

JDKのバージョンと互換性

JDKのバージョンと互換性に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

• JDKのバージョン管理
• バージョン間の互換性
• マイグレーションの注意点

JDKのバージョン管理

JDKには、1.0から始まり、現在は17までのバージョンがリリースされています。バージョンアップに伴い、新しい機能が追加されたり、セキュリティが強化されたりしています。

JDKのバージョンは、メジャーバージョンとマイナーバージョンに分かれています。メジャーバージョンは互換性のない変更が加えられるバージョンで、マイナーバージョンは互換性のある変更が加えられるバージョンです。

また、JDKのサポート期間は、長期サポート(LTS)版と非LTS版で異なります。LTS版は、リリース後も長期間にわたってバグ修正やセキュリティアップデートが提供されます。

バージョン間の互換性

JDKの異なるバージョン間では、互換性に注意が必要です。メジャーバージョンが異なる場合、互換性のない変更が加えられている可能性があります。

例えば、Java 8とJava 11の間では、一部のAPIが非推奨になったり、削除されたりしています。そのため、Java 8で動作していたコードがJava 11では動作しない可能性があります。

一方、マイナーバージョン間では、基本的に互換性があります。ただし、マイナーバージョンでもバグ修正などが行われるため、アプリケーションの動作に影響を与える可能性があります。

マイグレーションの注意点

JDKのバージョンアップを行う際は、互換性に注意してマイグレーションを行う必要があります。特に、メジャーバージョン間のマイグレーションは慎重に行う必要があります。

マイグレーションを行う際は、まず古いバージョンのJDKでコンパイルし、動作確認を行います。その後、新しいバージョンのJDKに切り替え、再度コンパイルと動作確認を行います。

また、JDKのバージョンアップに伴い、ライブラリやフレームワークのバージョンアップも必要になる場合があります。ライブラリやフレームワークのバージョンアップは、互換性に注意して行う必要があります。

参考サイト

1. Oracle. https://www.oracle.com/jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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