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公開：2024-08-10

GitHub CopilotのVS Code拡張機能が進化、カスタムAI対話とLLM直接利用が可能に

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• GitHub CopilotがVS Codeで拡張可能に
• カスタムチャット参加者の作成が可能に
• 言語モデルAPIで独自機能の開発が可能に

GitHub Copilotの拡張性向上によるVS Code開発の革新

Microsoftは2024年8月7日、GitHub CopilotのVS Code向け拡張機能の新たな可能性を発表した。この更新により、開発者はGitHub Copilotチャットビューでカスタムチャット参加者を作成し、ユーザーとの対話を実現できるようになった。これにより、開発者は特定のドメイン知識をCopilotに提供し、ユーザーにより適切な支援を行うことが可能となる。^[1]

さらに、言語モデルAPIの導入により、開発者は自身の拡張機能内でLLMを直接活用できるようになった。このAPIを使用することで、プロンプト、関連コンテキスト、モデルへのリクエスト方法を指定し、Copilotチャットビュー以外でもAIパワードの機能を実装できる。これにより、開発者エクスペリエンスの向上が期待される。

この新機能の具体例として、C++コードのシンボル名の動的な変更提案や、ソースコード変更に基づくAIによるコミットメッセージの自動生成などが挙げられる。これらの機能は、開発者の生産性向上に大きく貢献すると考えられる。今後、VS CodeチームはCopilotチャットの拡張性、品質、カスタマイズ性のさらなる向上を目指している。

GitHub Copilot拡張機能の新機能まとめ

言語モデルAPIについて

言語モデルAPIとは、自然言語処理タスクに特化した大規模言語モデルを活用するためのインターフェースのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• プロンプトとコンテキストの柔軟な指定が可能
• モデルへのリクエスト方法をカスタマイズ可能
• 拡張機能内でAI機能を直接実装できる

言語モデルAPIを使用することで、開発者はGitHub Copilotの機能を自身の拡張機能に統合し、より高度なAIパワードの機能を実現できる。これにより、コード補完やリファクタリング提案、ドキュメント生成など、様々な開発タスクを効率化し、開発者の生産性を大幅に向上させることが可能となる。

GitHub Copilot拡張機能の進化に関する考察

GitHub Copilot拡張機能の進化により、今後AIと人間の協業がさらに深化する可能性がある。カスタムチャット参加者の導入により、プロジェクト固有の知識をAIに効果的に組み込むことが可能となり、より的確なコード提案や問題解決が実現するだろう。一方で、AIへの過度の依存やコードの質の低下といった問題が生じる可能性もあり、適切な利用ガイドラインの策定が求められる。

今後追加してほしい機能として、マルチモーダルな入力に対応したAI支援が挙げられる。例えば、設計図やフローチャートからコードを自動生成したり、音声入力によるコーディング支援などが実現すれば、より直感的な開発プロセスが可能になるだろう。また、AIによる自動テスト生成や、セキュリティ脆弱性の検出機能の強化も期待したい。

GitHub Copilot拡張機能の進化は、ソフトウェア開発の未来を大きく変える可能性を秘めている。AIと人間の強みを最大限に活かしつつ、倫理的な配慮やコードの品質管理を徹底することで、より効率的で革新的な開発環境が実現するだろう。今後のVS CodeとGitHub Copilotの連携強化に、大いに期待が持てる。

参考サイト

1. ^ Microsoft Visual Studio. 「GitHub Copilot Extensions for C++ developers and beyond now available in VS Code - C++ Team Blog」. https://devblogs.microsoft.com/cppblog/github-copilot-extensions-for-c-developers-and-beyond-now-available-in-vs-code/, (参照 24-08-10).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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