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SCTP(Stream Control Transmission Protocol)とは?意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部


SCTP(Stream Control Transmission Protocol)とは

SCTPはStream Control Transmission Protocolの略称で、トランスポート層で動作する信頼性の高い通信プロトコルです。SCTPは、TCPとUDPの長所を組み合わせたプロトコルで、複数のストリームを同時に扱うことができる点が特徴になっています。

SCTPは、ネットワークの障害に強く、パケットロスが発生した場合でも、再送処理によってデータの欠落を防ぐことができます。また、SCTPは、コネクション型のプロトコルであるため、通信の開始前に相手先とのコネクションを確立する必要があります。

SCTPは、複数のIPアドレスを持つマルチホーミングに対応しており、ネットワークの冗長化が可能となっています。これにより、ネットワークの一部で障害が発生した場合でも、別のルートを使って通信を継続することができるのです。

SCTPは、電話網のシグナリングプロトコルであるSS7の代替として開発されました。SS7は、電話網での呼制御に使用されていましたが、IPネットワークへの移行に伴い、SCTPが代替プロトコルとして採用されるようになりました。

SCTPは、WebRTCなどのリアルタイム通信でも使用されています。WebRTCは、ブラウザ間での音声・ビデオ通信を実現する技術ですが、SCTPを利用することで、データチャネルを経由したリアルタイムなデータ通信が可能になります。

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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