Seq2Seq(Sequence to Sequence)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

Seq2Seq(Sequence to Sequence)とは

Seq2SeqはSequence to Sequenceの略称であり、系列データから系列データを生成するニューラルネットワークモデルのアーキテクチャの一種です。Seq2Seqは、エンコーダーとデコーダーという2つの要素から構成されており、エンコーダーが入力系列を固定長のベクトルに変換し、デコーダーがそのベクトルから出力系列を生成します。

Seq2Seqは、機械翻訳や文章要約、質問応答システムなど、自然言語処理の様々なタスクで活用されています。Seq2Seqは、入力系列と出力系列の長さが異なる場合でも対応可能であり、可変長の系列データを扱うことができます。

Seq2Seqは、RNNやLSTM、GRUなどの再帰型ニューラルネットワークを用いて実装されることが多いです。エンコーダーとデコーダーには、それぞれ独立した再帰型ニューラルネットワークが使用され、エンコーダーの最終隠れ状態がデコーダーの初期隠れ状態として使用されます。

Seq2Seqは、教師あり学習によって訓練されます。訓練データには、入力系列と対応する出力系列のペアが用意され、モデルは入力系列から出力系列を生成するように学習します。

Seq2Seqは、アテンション機構と組み合わせることで、より高度な系列生成が可能になります。アテンション機構は、デコーダーが出力系列を生成する際に、エンコーダーの隠れ状態のどの部分に注目すべきかを学習することができます。

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