VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

VDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line)とは

VDSLはVery high-bit-rate Digital Subscriber Lineの略称で、高速なデジタル加入者線のことを指します。VDSL技術は、銅線を利用して高速なデータ伝送を可能にする通信方式の一つです。

VDSLは、ADSLと同様に既存の電話回線を利用しますが、より高い周波数帯域を使用することで、ADSLよりも高速な通信速度を実現しています。VDSLの下り最大通信速度は、理論値で100Mbps以上とされています。

VDSLの通信距離は、ADSLと比較すると短くなります。これは、高い周波数帯域を使用するため、信号の減衰が大きくなることが原因です。一般的にVDSLの通信可能距離は、局舎から1km以内とされています。

VDSLには、VDSL1とVDSL2の2つの規格があります。VDSL1は、2004年に標準化された規格で、下り最大通信速度は55Mbpsとされています。一方、VDSL2は2006年に標準化された規格で、下り最大通信速度は100Mbps以上とされています。

VDSLは、高速インターネット接続サービスとして利用されています。特に、光ファイバー回線が敷設されていない地域において、高速なインターネット接続を提供するための有力な選択肢の一つとなっています。

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