WBEM(Web-Based Enterprise Management)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

WBEM(Web-Based Enterprise Management)とは

WBEMはWeb-Based Enterprise Managementの略称で、ウェブベースのエンタープライズ管理を意味します。WBEMは、企業のITインフラストラクチャを管理するための業界標準のセットで構成されています。

WBEMは、分散コンピューティング環境における管理情報へのアクセスを可能にするオープンな標準技術です。この技術により、システム管理者はウェブブラウザを使用して、ネットワーク上のデバイスやアプリケーションを一元的に管理できるようになります。

WBEMの中核となるのは、Common Information Model(CIM)と呼ばれる共通情報モデルです。CIMは、管理対象のリソースを抽象化し、オブジェクト指向の方法で表現するためのスキーマを定義しています。

WBEMは、CIMの他にも、CIM Operations over HTTP(CIM-XML)やCIM Query Language(CQL)など、様々な関連技術から構成されています。CIM-XMLは、HTTP上でCIMオブジェクトを操作するためのプロトコルであり、CQLはCIMオブジェクトに対してクエリを実行するための言語です。

WBEMを利用することで、ベンダーに依存しない統一された方法でITリソースを管理できるようになります。これにより、システム管理者の作業効率が向上し、管理コストの削減にもつながるでしょう。

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