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公開：2024-09-24

バッファローがiPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの互換性を確認、次世代無線LAN規格の普及に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• バッファローがiPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの動作確認を実施
• Wi-Fi 7対応ルーター2機種で問題なく接続可能と確認
• Wi-Fi 7は通信速度と安定性が大幅に向上した新規格

バッファローがiPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの互換性を確認

株式会社バッファローは、2024年9月20日に発売されたApple社のiPhone 16シリーズ（iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max）と、同社のWi-Fi 7対応ルーターとの接続テストを実施し、問題なく動作することを確認した。この動作確認により、最新のiPhoneユーザーがバッファローの高速Wi-Fiルーターを安心して利用できることが示された。^[1]

動作確認が行われたのは、バッファローのWi-Fi 7対応ルーター2機種（WXR18000BE10PとWXR9300BE6P）である。WXR9300BE6Pは2024年10月下旬出荷開始予定の製品だが、事前に互換性の確認が行われたことで、発売と同時にiPhone 16シリーズとの安定した接続が期待できる。バッファローは今後も新しい機器との動作確認を継続し、ユーザーに情報を提供していく方針だ。

Wi-Fi 7は、従来のWi-Fi 6（6E）をベースに通信効率や遅延が改善された新しい無線規格である。理論上の最大通信速度は36Gbpsで、Wi-Fi 6（6E）の9.6Gbpsと比較して約3.7倍の高速化を実現している。MLO（Multi-Link Operation）技術により複数の周波数帯を同時利用し、通信容量の拡大と安定性の向上が図られている。

iPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの動作確認結果まとめ

Wi-Fi 7について

Wi-Fi 7とは、IEEE802.11beとして策定が進められている次世代の無線LAN規格である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 理論上の最大通信速度が36Gbpsに向上
• MLO技術による複数周波数帯の同時利用
• 6GHz帯の帯域幅が320MHzに拡張

Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6（6E）と比較して通信速度が約3.7倍に向上している。MLO技術により2.4GHz、5GHz、6GHzの周波数帯を同時に利用することで、通信容量の拡大と安定性の向上を実現している。また、変調方式が4096QAM（12bit）に改善され、近距離通信時の効率が1.2倍に向上した。

iPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの互換性に関する考察

バッファローがiPhone 16シリーズとWi-Fi 7ルーターの動作確認を行ったことは、ユーザーにとって大きな安心材料となる。最新のスマートフォンと高速Wi-Fiルーターの互換性が保証されることで、ユーザーは迷うことなく最新技術の恩恵を受けられるようになった。この動きは、Wi-Fi 7の普及を加速させる可能性が高い。

しかし、Wi-Fi 7の高速通信を十分に活用するためには、インターネット回線自体の高速化も必要となる。また、Wi-Fi 7対応デバイスがまだ少ない現状では、全ての機器でその恩恵を受けられるわけではない。これらの課題に対しては、通信事業者との連携や、他のデバイスメーカーへのWi-Fi 7採用の働きかけが重要になるだろう。

今後はWi-Fi 7の特徴を活かした新しいアプリケーションやサービスの登場が期待される。例えば、超高精細な動画ストリーミングや、低遅延が要求されるVR・AR体験の向上などが考えられる。バッファローには、こうした新技術の可能性を広げる製品開発と、ユーザーへの啓蒙活動を続けることが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「iPhone 16シリーズとバッファローのWi-Fi 7対応ルーターの動作確認を実施 | 株式会社バッファローのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000017378.html, (参照 24-09-24).
2. Apple. https://www.apple.com/jp/

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