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公開：2024-05-07

LibreOffice 24.2.3 Communityがリリース、機能と安定性を強化した無料オフィススイート

text: XEXEQ編集部

LibreOffice 24.2.3 Communityに関する記事の要約

• LibreOffice 24.2.3 Communityがリリース、80のバグ修正と回帰修正を含む
• LibreOffice Technologyエンジンによりデスクトップ・クラウド・モバイル環境で一貫したユーザーエクスペリエンスを提供
• ドキュメントの互換性や回復力、デジタル主権のためのODF、Microsoft Office形式の両方をサポート
• エンタープライズ向けにLibreOffice Enterprise製品群を提供、専用機能や SLA などの利点あり

LibreOffice 24.2.3 Communityは機能と安定性を強化した無料オフィススイート

2024年5月2日、The Document Foundationは無料のオフィススイートである LibreOffice 24.2.3 Communityをリリースした。本バージョンでは80件のバグ修正と回帰修正が行われ、機能と安定性が強化されている。LibreOfficeは唯一Microsoft Officeに匹敵する機能を備えたオフィススイートであり、デスクトップからクラウド、モバイルまで一貫したユーザーエクスペリエンスを提供してくれる。^[1]

LibreOffice Technologyエンジンにより、あらゆる環境で同一かつ相互運用可能なドキュメントを生成できる。ODFとMicrosoft Office形式の両方をサポートしており、互換性や回復力、デジタル主権を重視するユーザーにとってのメリットが大きい。さらにエンタープライズ向けに、専用機能やSLAなどの利点を備えたLibreOffice Enterprise製品群も提供されている。

LibreOffice 24.2.3 Communityの詳細な新機能については公式リリースノートに記載されている。機能を重視するユーザーにはLibreOffice 24.2系の最新版である24.2.3が、安定性を求めるユーザーには7.6系の最新版である7.6.6がそれぞれ推奨されている。

LibreOfficeの今後に求められる発展と課題

LibreOfficeは機能面ではMicrosoft Officeに匹敵するまでに成長したが、ユーザビリティやパフォーマンス、モバイル対応などの面ではまだ課題が残っている。特にモバイルデバイスの普及に伴い、タッチ操作に最適化されたユーザーインターフェースやクラウドとのシームレスな連携、オフライン編集機能などが一層重要になってくるだろう。フォーマットの互換性だけでなく、Microsoft 365のようなクラウドサービスとの連携も視野に入れた発展が求められる。

また、エンタープライズ市場での採用を拡大するには、大規模組織のニーズに対応したグループウェア機能やセキュリティ管理機能、ドキュメント管理システムとの統合など、総合的なソリューションとしての強化が欠かせない。一方で、オープンソース開発の持続可能性を高めるためには、開発者コミュニティの活性化とともに、企業スポンサーを増やしていくことも重要な課題だ。機能追加と品質向上を着実に進めながら、ユーザーと開発者、スポンサー企業の三位一体で LibreOffice の発展を支えていくことが求められている。

参考サイト

1. ^ LibreOffice. 「Announcement of LibreOffice 24.2.3 Community - The Document Foundation Blog」. https://blog.documentfoundation.org/blog/2024/05/02/libreoffice-24-2-3-community/, (参照 24-05-28).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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