HAKOBUNEがスタートアップコンテスト第2期Demo Dayを開催、医療ツーリズムマッチングプラットフォームが最優秀賞を獲得

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
HAKOBUNE STARTUP CONTESTの第2期Demo Day開催と3rd Batch募集開始
HAKOBUNE STARTUP CONTEST 2nd Batch登壇者一覧
医療ツーリズムについて
HAKOBUNE STARTUP CONTESTに関する考察
参考サイト

記事の要約

HAKOBUNEがスタートアップコンテストの第2期Demo Dayを開催
最優秀賞は医療ツーリズムマッチングプラットフォーム
HAKOBUNE STARTUP CONTEST 3rd Batchの募集開始

HAKOBUNE STARTUP CONTESTの第2期Demo Day開催と3rd Batch募集開始

独立系シードVCのHAKOBUNEは、2024年9月25日に起業家候補向けスタートアップコンテスト「HAKOBUNE STARTUP CONTEST」の2nd Batch Demo Dayを開催した。このコンテストは法人登記前の起業家候補のみを対象としており、30名の応募者から選抜された10名が最終的にDemo Dayに登壇している。最優秀賞には「Medical Bridge」を開発した船曳陸斗氏が選ばれた。^[1]

1st Batchの成果として、登壇者10名のうち8社が既に起業し、4社がプレシードまたはシードラウンドでの資金調達を実現している点が注目される。2nd Batchの登壇者10名も同様に、今後の成長と飛躍が期待されている。Demo Dayには国内有数のベンチャーキャピタルやエンジェル投資家約100名が参加し、採択者10名がピッチを行った。

HAKOBUNEは、この成功を受けてHAKOBUNE STARTUP CONTESTの3rd Batchの募集も開始した。応募締切は2024年10月末となっている。HAKOBUNEは「時代の象徴を創る"変化"へ投資する」をコンセプトに掲げ、大企業をはじめとする組織の異端児や変革者に投資を行い、常識を覆す変化を起こす大人起業家の輩出サイクルの構築を目指している。

HAKOBUNE STARTUP CONTEST 2nd Batch登壇者一覧

登壇者名	事業概要
田原清楓	廃棄コスメを活用したコスメアドバイザー
佐藤貴奈	映画館の共同所有サービス
入江晋太朗	住みたい物件の「次の住人」として契約できるリレー物件サービス
板橋孝典	プライバシーに配慮した安全・簡単なデータコラボレーションを実現
中村建大	恋愛の会話がつまらない男を駆逐する！Feed Backサービス
佐藤颯	インフルエンサーの動画内で広告効果を最大化するバーチャル広告サービス
山内貴仁	カルチャーマッチ転職を実現する匿名性入社エントリプラットフォーム
林汰一	位置情報から食事をパーソナライズ・レコメンドする食事管理アプリ
小林弘美	大学病院の医師向け専門医検索プラットフォーム
船曳陸斗	日本の医療を世界に届ける医療ツーリズムマッチングプラットフォーム

HAKOBUNEの公式サイトはこちら

医療ツーリズムについて

医療ツーリズムとは、患者が自国以外の国で医療サービスを受けることを目的とした旅行のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

高度な医療技術や専門的な治療を求めて海外に渡航
自国より安価な医療費や短い待機時間を求めて利用
観光と医療サービスを組み合わせた新しい旅行形態

HAKOBUNEのスタートアップコンテストで最優秀賞を受賞した「Medical Bridge」は、この医療ツーリズムに焦点を当てたサービスだ。日本の高度な医療技術を世界に提供することを目指しており、国際的な医療サービスの需要と日本の医療技術のマッチングを実現する可能性がある。このようなプラットフォームの登場は、日本の医療産業の国際化と新たな経済価値の創出につながる可能性が高い。

HAKOBUNE STARTUP CONTESTに関する考察

HAKOBUNE STARTUP CONTESTの取り組みは、日本のスタートアップエコシステムの活性化に大きく貢献する可能性がある。特に法人登記前の起業家候補にフォーカスしている点は、早期段階からの支援を通じて、より多くの革新的なアイデアを事業化につなげる効果が期待できる。また、1st Batchの成果として8社の起業と4社の資金調達が実現している点は、このプログラムの有効性を示している。

一方で、今後の課題としては、選抜された起業家候補のさらなる成長支援と、より多様な分野からの参加者の獲得が挙げられる。特に、テクノロジーだけでなく、社会課題解決型のビジネスモデルにも注目が集まっている現在、幅広い分野からの革新的なアイデアの発掘が重要になるだろう。HAKOBUNEには、メンタリングやネットワーキングの機会をさらに充実させ、起業家候補の長期的な成功を支援する体制の構築が求められる。

今後、HAKOBUNE STARTUP CONTESTが日本のスタートアップ界隈でさらに認知度を高め、より多くの潜在的起業家を引き付けることが期待される。同時に、このようなプログラムが他のVCや企業にも広がり、日本全体のスタートアップエコシステムの底上げにつながることを期待したい。起業家精神の醸成と革新的なビジネスモデルの創出は、日本経済の活性化と国際競争力の向上に不可欠な要素となるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「スタートアップコンテスト「HAKOBUNE STARTUP CONTEST」、第2期Demo Dayを開催！登記前の起業家候補10名が登壇、優勝は「医療ツーリズムマッチングプラットフォーム」 | HAKOBUNE株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000102590.html, (参照 24-09-28).

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