藤沢市と『あすけん』が公民連携、AI活用のオンライン保健指導で市民の健康増進を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

藤沢市と『あすけん』が公民連携を開始
『あすけん』を活用した保健指導を実施
オンラインで完結する新しい保健指導を提供

藤沢市と『あすけん』の公民連携による新たな保健指導の取り組み

株式会社askenは、藤沢市と公民連携し、AI食事管理アプリ『あすけん』を活用した保健指導を【『あすけん』de Change!】と題して2024年10月1日から検証開始することを発表した。この取り組みでは、保健指導をすべてオンラインで完結させることで、これまで保健指導を受けていなかった方にも活用しやすい仕組みを提供する。^[1]

応募条件は、藤沢市に在住・在勤・在学の40～74歳で、令和6年4月～9月までの間に健康診査や人間ドックを受診し、腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上またはBMI25以上であった方となっている。募集人数は5名で、応募者多数の場合は抽選となる。保健指導終了後も2025年3月31日まで「あすけんプレミアムサービス」を無料で利用できるのが特徴だ。

この公民連携の背景には、藤沢市が目指す健康都市の実現がある。2024年1月から実施された『あすけん』を活用した健康習慣づくりプログラム「『あすけん』アプリdeヘルスケア」の好評を受け、より手軽で続けやすい保健指導の提供を目指している。asken社は今後も、様々なライフステージに寄り添い、『あすけん』を通じた食生活改善で健康をサポートしていく方針だ。

【『あすけん』de Change!】の概要

項目	詳細
応募期間	2024年10月1日（火）～2024年10月11日（金）
応募条件	藤沢市在住・在勤・在学、40～74歳、腹囲基準あり
募集人数	5名（応募者多数の場合は抽選）
特徴	オンラインで完結する保健指導
特典	2025年3月31日まで「あすけんプレミアムサービス」無料提供

応募方法の詳細はこちら

AI食事管理アプリ『あすけん』について

AI食事管理アプリ『あすけん』とは、食事画像やバーコードを読み取るだけで食べた食事のカロリーや栄養素が表示され、ユーザーに合った目標摂取エネルギーや各種栄養素の過不足がわかるアプリケーションのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

累計会員数1,000万人超の国内No.1食事管理アプリ
管理栄養士監修の食事内容フィードバック機能
カロリーと各種栄養素14項目の過不足をグラフ表示

『あすけん』は、テクノロジーの力を活用してすべての人の「専属栄養士」となることを目指している。ダイエットをはじめとしたさまざまなライフステージに寄り添い、食生活改善を通して健康をサポートする。アプリのダウンロード数と売上は3年連続で国内No.1を誇り、メニュー数は15万件以上、AIで自動表示されるアドバイスパターンは20万以上に及ぶ。

藤沢市と『あすけん』の公民連携に関する考察

藤沢市と『あすけん』の公民連携による新たな保健指導の取り組みは、テクノロジーを活用した健康支援の面で非常に有意義だ。特にオンラインで完結する形式は、従来の対面式保健指導に比べて時間や場所の制約が少なく、より多くの市民が気軽に参加できる可能性がある。また、AIを活用した食事管理アプリとの連携により、日常的な食生活の改善にもつながることが期待される。

一方で、この取り組みにはいくつかの課題も考えられる。まず、デジタルデバイドの問題だ。高齢者や技術に不慣れな層が取り残される可能性があるため、サポート体制の充実が不可欠だろう。また、個人情報の取り扱いにも十分な注意が必要となる。健康データは極めて機微な情報であり、セキュリティ対策の徹底と、利用者への丁寧な説明が求められる。

今後の展開としては、AIによる個別化された栄養アドバイスの精度向上や、他の健康関連データ（運動量、睡眠時間など）との連携が期待される。さらに、この取り組みの効果を科学的に検証し、他の自治体にも展開可能なモデルケースとして確立することができれば、日本全体の健康増進に大きく貢献するだろう。公民連携によるヘルスケアイノベーションの成功例として、今後の進展に注目したい。