清水労働基準協会が全国労働衛生週間説明会を開催、ファミワンの理学療法士が労働災害防止と疾病予防について講演

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

清水労働基準協会が全国労働衛生週間説明会を開催
ファミワンの理学療法士が労働災害防止・疾病予防について講演
静岡県内の職業性疾病における腰痛・転倒の割合が高い

清水労働基準協会主催の全国労働衛生週間説明会でファミワンが講演

株式会社ファミワンは2024年9月27日、同社の理学療法士である戸塚満久が2024年9月6日に開催された清水労働基準協会主催の「全国労働衛生週間説明会」にて講演を行ったことを発表した。本説明会は静岡市清水区に所在する企業の安全衛生担当者や総務・人事担当者を対象としており、約50社の担当者が参加したという。^[1]

静岡労働基準監督署の署長および安全衛生課長からは、静岡県内の職業性疾病における災害性腰痛や労働災害における転倒の割合が高いことが指摘された。これを受けて、企業における従業員の健康づくり推進に向けた職場の安全対策や、団体経由産業保健活動推進助成金、エイジフレンドリー補助金などの助成事業の活用が提案された。

ファミワンの戸塚満久は「労働災害防止・疾病予防に向けて企業ができること」をテーマに講演を行った。身体機能の加齢変化を踏まえて推奨される運動について説明するとともに、従業員の生活習慣見直しのきっかけづくりや職場環境改善に向けた他社の事例を紹介し、参加者の理解を深めた。

全国労働衛生週間説明会の概要

項目	詳細
イベント名	令和6年度全国労働衛生週間説明会
開催日時	2024年9月6日（金）14:00～16:30
開催場所	静岡市東部勤労者総合福祉センター「清水テルサ」
主催	清水労働基準協会
参加企業数	約50社
プログラム内容	来賓挨拶、全国労働衛生週間の実施説明、労働災害防止・疾病予防に関する講演

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福利厚生サービス「ファミワン」について

福利厚生サービス「ファミワン」とは、企業の健康経営や両立支援の促進、女性活躍推進を支援するサービスである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

専門家によるセミナー/研修を通じた従業員のリテラシー向上や社内風土の醸成
オンライン健康相談による従業員個々のサポート
匿名で会社に知られずに相談できる環境の提供

ファミワンは2018年9月より法人向け福利厚生プログラムの提供を開始し、小田急電鉄やTBS厚生会などへの福利厚生導入に加え、ソニーや全日本空輸株式会社（ANA）、伊藤忠労働組合などへもセミナーを提供している。また、神奈川県横須賀市をはじめ、長崎県、東京都杉並区、世田谷区、広島県三原市、群馬県邑楽町など、都道府県単位から中核都市、数万人規模の市区町村まで幅広く自治体への提供も行っている。

労働衛生週間説明会の意義に関する考察

清水労働基準協会が主催する全国労働衛生週間説明会は、地域の企業に対して労働安全衛生に関する最新の情報や取り組みを提供する重要な機会となっている。特に静岡県内の職業性疾病における災害性腰痛や労働災害における転倒の割合が高いという指摘は、地域特有の課題に焦点を当てており、参加企業にとって具体的な対策を検討する上で有益な情報となるだろう。

一方で、このような説明会の効果を最大化するためには、参加企業がどのように得られた情報を自社の安全衛生対策に反映させているかを追跡調査することが重要だ。また、中小企業や零細企業にとっては、提案された対策や助成金の活用が現実的に実施可能かどうかという課題も考えられる。今後は、企業規模や業種に応じたより具体的な実施方法や成功事例の共有が求められるだろう。

労働災害防止や疾病予防は、企業の生産性向上や従業員の満足度向上に直結する重要な課題だ。ファミワンのような専門サービスと連携しながら、各企業が自社の状況に合わせた効果的な対策を講じていくことが期待される。今後は、AIやIoTなどの先端技術を活用した新たな労働安全衛生対策の提案や、メンタルヘルスケアなど多様化する労働環境に対応した取り組みにも注目が集まるだろう。