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公開：2024-09-29

丸紅I-DIGIOとpluszeroが業務提携、AEI Deskを活用しITシステム運用保守の効率化を目指す

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 丸紅I-DIGIOとpluszeroが業務提携
• AIと人の協働プラットフォーム「AEI Desk」を活用
• ITシステム運用保守業務の効率化を目指す

丸紅I-DIGIOとpluszeroの業務提携によるITシステム運用保守の効率化

丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社は、株式会社pluszeroと業務提携し、AIと人の協働プラットフォーム「AEI Desk」を活用したITシステムの運用保守業務の効率化を目指すことを2024年9月27日に発表した。この提携により、両社のノウハウやリソースを相互に活用・補完する協業関係を構築し、短期および中長期的な取り組みを通じて事業を拡大する方針だ。^[1]

AEI Deskは、プラスゼロが特許を保有する「人間のように意味を理解できるAI」であるAEI（Artificial Elastic Intelligence）を利用したプラットフォームで、コミュニケーションチャネルおよび業務に活用するツール類の一元化によって業務効率化およびタスク実行時のリスク低減を実現する。この技術により、ITシステム運用保守における情報の一元化や定常運用・個別依頼タスクの実行に関する課題解決が期待されている。

丸紅I-DIGIOグループは、提携に併せてAEI Deskの利用を開始し、利用現場での有効性を検証した上で、ITシステム運用保守業務を抱えるお客様向けにサービスとして提供する予定だ。また、並行して丸紅I-DIGIOグループがAEI Deskを代理店として外販することも企図しており、AEI活用を通じてお客様のITシステム運用保守業務の効率化に貢献していくことを目指している。

AEI Deskの特徴まとめ

AEI（Artificial Elastic Intelligence）について

AEI（Artificial Elastic Intelligence）とは、プラスゼロが提唱する「特定の限られた業務の範囲において、人間のようにタスクを遂行できるAI」のことを指す独自の概念だ。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 人間のように意味を理解できるAI技術
• 特定条件下で実用的な水準の業務遂行が可能
• LLM（大規模言語モデル）の信頼性を高める機能

AEIは、現在のAI技術では実現が難しいとされている「汎用人工知能」に代わり、特定条件に絞ることによって実用的な水準での業務遂行を可能とする技術だ。プラスゼロは2021年9月にAEIの根幹となる「意味理解AI」に基づく特許を取得しており、今後も人間の言葉を高いレベルで理解できる「意味理解AI」の研究開発を進めることでAEIの実現を目指している。

AEI Deskを活用したITシステム運用保守効率化に関する考察

AEI Deskの導入により、ITシステム運用保守業務における情報の一元化や煩雑なタスク管理の課題解決が期待される。特に、マルチチャネルでの連絡対応や多岐にわたるツールの統合管理は、運用保守担当者の負担を大幅に軽減し、業務効率の向上につながるだろう。一方で、AIシステムへの過度の依存やヒューマンエラーの見落としなど、新たな問題が発生する可能性も考慮する必要がある。

これらの潜在的な問題に対しては、人間の監視体制の強化やAIシステムの定期的な評価・改善プロセスの確立が解決策として考えられる。また、AIと人間の役割分担を明確にし、それぞれの強みを活かした協働体制を構築することが重要だ。今後は、AEI Deskの機能拡張として、予測型メンテナンス機能や高度なセキュリティ分析機能の追加が期待される。

丸紅I-DIGIOとpluszeroの提携は、ITシステム運用保守分野におけるAI活用の先駆的な取り組みとして注目に値する。この協業を通じて、AIと人間の協働モデルが確立され、業界全体の効率化と高度化が促進されることが期待される。今後は、他の業種や分野へのAEI技術の応用可能性も視野に入れ、より広範な社会課題の解決に向けた展開が期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「pluszero と提携し、AI と人の協働プラットフォーム「AEI Desk」で IT システム運用保守を効率化 | 丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000145332.html, (参照 24-09-29).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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