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オリィ研究所が分身ロボットカフェDAWN ver.βを名古屋で開催、外出困難者の遠隔就労を推進

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

オリィ研究所が分身ロボットカフェDAWN ver.βを名古屋で開催、外出困難者の遠隔就労を推進

PR TIMES より


記事の要約

  • 分身ロボットカフェDAWN ver.βが名古屋で開催
  • 外出困難者の遠隔就労を推進する取り組み
  • 特別支援学校生徒の遠隔就労体験プログラムも実施

分身ロボットカフェDAWN ver.βの名古屋開催が決定

株式会社オリィ研究所は、外出困難な人が分身ロボットを操作して店員となる「分身ロボットカフェDAWN ver.β」の期間限定地域キャラバンカフェを、2024年11月1日から17日まで名古屋で開催することを発表した。会場はリッチモンドホテル名古屋納屋橋で、17日間にわたって実施される。この取り組みは外出困難者の就労問題に一石を投じることを目的としている。[1]

今回のキャラバンカフェでは、バイオジェン・ジャパン株式会社の支援を受け、愛知県下の特別支援学校の中等部・高等部の生徒6名が遠隔で接客の仕事体験を行う「遠隔就労体験プログラム」も実施される。この取り組みを通じ、障害者雇用を推進したい地元企業の視察も受け入れ、関西での就労実績を広げていく計画だ。

分身ロボットカフェDAWN ver.βは、2022年度は福岡・札幌、2023年度は広島・京都で開催されてきた。2024年は10月に神戸、11月に名古屋で開催され、外出困難者が働ける事例を広く発信し賛同者を増やしてきた。この取り組みに関心を持つ障害当事者や雇用側となる地元企業にも「遠隔就労の可能性」を知ってもらうことが狙いである。

分身ロボットカフェDAWN ver.β in Nagoyaの開催概要

項目 詳細
会場 リッチモンドホテル名古屋納屋橋
開催期間 2024年11月1日(金)〜11月17日(日)
営業時間 12:00〜18:00
体験料 1名様 2,000円(税込)
予約開始日 2024年10月7日(月) 15:00〜
席数 6人掛けテーブルx4卓/4人掛けテーブル×2卓/1人掛け席×4席
予約サイトはこちら

分身ロボットOriHimeについて

分身ロボットOriHimeとは、外出困難な人々が遠隔から操作できる「分身」ロボットのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 入院している人が学校や社会とつながるためのもうひとつの身体
  • AIロボットではなく、人が遠隔から操縦するロボット
  • 外出困難者の社会参加を可能にする技術

株式会社オリィ研究所が開発したOriHimeは、難病や重度障害などで外出困難な人々の社会参加を実現するための重要なツールとなっている。2014年には頸髄損傷のため寝たきりの当事者社員をOriHimeで雇用し、2018年には世界初の「分身ロボットカフェ」を開催するなど、新たな就労の可能性を切り開いてきた。

分身ロボットカフェDAWN ver.βに関する考察

分身ロボットカフェDAWN ver.βの取り組みは、外出困難者の社会参加と就労機会の創出という点で非常に革新的だ。特に、特別支援学校の生徒が遠隔就労体験プログラムに参加できる点は、将来的な就労の可能性を広げる重要な取り組みである。一方で、技術的な課題や操作の習熟度、顧客とのコミュニケーションの質の確保など、まだ解決すべき問題も存在するだろう。

今後は、分身ロボットの操作性向上や、より多様な業種での活用可能性の探索が期待される。例えば、カフェだけでなく、オフィス業務や専門的なサービス業など、より幅広い職種での遠隔就労の実現が考えられる。また、5G技術の発展に伴い、より高度な遠隔操作や臨場感のある接客が可能になるかもしれない。

分身ロボットカフェDAWN ver.βの取り組みが全国に広がることで、障害者雇用に対する社会の理解が深まり、より多くの企業が遠隔就労を導入する可能性がある。さらに、この技術が発展することで、高齢者や育児中の人々など、さまざまな理由で外出が困難な人々の社会参加を促進し、多様性豊かな社会の実現に貢献することが期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「「分身ロボットカフェ DAWN ver.β in Nagoya」開催の詳細が決定!2024年11月1日(金) ~ 11月 17日(日) | 株式会社オリィ研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000019066.html, (参照 24-10-09).

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