tanh関数(双曲線正接関数)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部

tanh関数(双曲線正接関数)とは

tanh関数(双曲線正接関数)は、ニューラルネットワークの活性化関数の一つです。活性化関数は、ニューロンへの入力信号を出力信号に変換する役割を担います。

tanh関数は、実数全体を定義域とし、-1から1の範囲を値域とする奇関数となっています。シグモイド関数と似た形状を示しますが、出力が0を中心に対称になるのが特徴です。

tanh関数の数式は、tanh(x) = (e^x - e^(-x)) / (e^x + e^(-x))で表されます。eはネイピア数、xは入力値を意味しています。

tanh関数は、勾配消失問題が起きにくいという利点があります。これは、シグモイド関数と比較して、入力値が0付近で勾配が大きくなるためです。

ただし、tanh関数にも欠点があります。入力値が大きくなると、勾配が0に近づくため、学習が進みにくくなる場合があるのです。

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