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SECURITY

公開：2024-10-09

i-PROがNOTICEプロジェクトに参画、IoT機器のサイバーセキュリティ対策強化へ向けた取り組みを加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• i-PROがNOTICEプロジェクトに参画
• IoT機器のサイバーセキュリティ対策を強化
• ネットワークカメラの安全性向上に貢献

i-PROのNOTICEプロジェクト参画によるIoTセキュリティ強化

i-PRO株式会社は2024年10月8日、総務省が推進するIoT機器のサイバーセキュリティ対策向上を目指すプロジェクト「NOTICE」への参画を発表した。同社はネットワークカメラ国内シェアトップ企業として、高度なセキュリティ機能を搭載した製品開発に注力してきた実績がある。NOTICEを通じて、IoT機器のセキュリティリスクに対する未然防止活動を支援する方針だ。^[1]

i-PROは早くからネットワークカメラのサイバーセキュリティ性能向上に取り組んできた。米国連邦情報処理標準規格（FIPS）140-2 Level3認定のハードウェア搭載や、第三者機関発行の電子証明書を使用した暗号化通信の実装など、ハードとソフト両面で高度なセキュリティを実現している。この技術力をNOTICEプロジェクトに活かし、社会全体のIoTセキュリティ向上に貢献することが期待される。

NOTICEプロジェクトは2019年2月に発足し、総務省、情報通信研究機構（NICT）、一般社団法人ICT-ISACが運営組織となっている。ネットワークに接続されたIoT機器を定期的に観測し、危険性が検知された場合はインターネットサービスプロバイダ（ISP）を通じて管理者に注意喚起を行うほか、IoT機器の安全な管理方法の広報活動も実施している。i-PROの参画により、プロジェクトの実効性がさらに高まることが期待される。

NOTICEプロジェクトの概要

IoT機器について

IoT機器とは、インターネットに接続して情報をやり取りする機能を持つ電子機器のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ネットワークを介してデータの送受信が可能
• リモートでの制御や監視が可能
• 自動的にデータを収集し分析できる

i-PROのNOTICEプロジェクト参画は、特にネットワークカメラなどのIoT機器のセキュリティ向上に寄与する可能性が高い。同社の高度なセキュリティ技術をプロジェクトに活かすことで、IoT機器のサイバー攻撃リスクを軽減し、より安全なネットワーク環境の構築につながることが期待される。このような取り組みは、IoT機器の普及が進む現代社会において非常に重要な意義を持つだろう。

NOTICEプロジェクトに関する考察

NOTICEプロジェクトの最大の利点は、IoT機器のセキュリティリスクを包括的に把握し、迅速な対応を可能にする点だ。i-PROのような技術力の高い企業の参画により、プロジェクトの効果はさらに高まると予想される。一方で、IoT機器の種類や数が急速に増加する中、全ての機器を適切に監視し続けることは技術的にも運用面でも大きな課題となるだろう。

この課題に対する解決策として、AIや機械学習を活用した自動監視システムの導入が考えられる。膨大なデータを高速で分析し、異常を検知するAI技術を活用することで、人力では対応しきれない規模の監視を実現できる可能性がある。また、ブロックチェーン技術を用いてIoT機器の認証や通信の安全性を高める取り組みも、今後重要になってくるだろう。

NOTICEプロジェクトの今後の展開としては、参加企業や機関の拡大、国際的な連携の強化が期待される。サイバーセキュリティの脅威は国境を越えて発生するため、グローバルな協力体制の構築が不可欠だ。また、一般ユーザーへのセキュリティ教育や啓発活動にも注力し、社会全体のセキュリティ意識向上を図ることが重要になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「i-PROは、総務省が推進するIoT機器のサイバーセキュリティ対策向上を目指すプロジェクト「NOTICE」に参画 | i-PRO株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000075890.html, (参照 24-10-09).
2. 総務省. https://www.soumu.go.jp/

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