ウッドデザイン賞2024が226点の受賞作品を発表、10回目の開催で社会課題解決に貢献
PR TIMES より
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記事の要約
- ウッドデザイン賞2024が226点の受賞作品を選出
- 10回目の開催でSDGsやカーボンニュートラルに注目
- iF DESIGN AWARD2025との連携協定を締結
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ウッドデザイン賞2024の受賞作品が決定し社会課題解決に貢献
一般社団法人日本ウッドデザイン協会は、2024年10月9日にウッドデザイン賞2024の受賞作品226点を発表した。この賞は木を使って様々な社会課題を解決するモノ・コトを表彰し、国内外に発信するための顕彰制度だ。今年で10回目を迎え、SDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが必須となる中、森林や木材の利活用がクローズアップされている。[1]
ウッドデザイン賞では、多様な木の活用のデザインを通じて、地域活性化、持続可能な森林経営、新しいライフスタイルの提案、カーボンニュートラルへのシフトなど、社会課題の解決に貢献する最も優れた作品に大臣賞が授与される。さらに、日本の木の文化・木のデザインを海外へ発信するにふさわしい作品には、大阪・関西万博特別賞も用意されている。
今年のウッドデザイン賞2024では、世界で最も歴史があるデザインアワードの一つ、ドイツの「iF DESIGN AWARD2025」との連携協定を締結した。これにより、ウッドデザイン賞2024の受賞作品がiF DESIGN AWARD2025にエントリーする際、特典が与えられることになる。応募総数は366点と昨年を上回り、今後は最終審査を経て、12月4日の表彰式で上位賞が発表される予定だ。
ウッドデザイン賞2024の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
主催 | 一般社団法人日本ウッドデザイン協会 |
後援 | 農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省 |
応募受付期間 | 2024年6月20日~7月31日 |
応募対象分野 | 建築・空間分野、技術・建材分野、プロダクツ分野、コミュニケーション分野、調査・研究分野 |
受賞作品数 | 226点 |
表彰式日程 | 2024年12月4日 |
展示会 | エコプロ2024(2024年12月4日~6日、東京ビッグサイト) |
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ウッドデザインについて
ウッドデザインとは、木を使うことによって社会課題の解決を目指す活動のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 木の良さや価値をデザインの力で再構築
- 建築・空間、製品、活動、仕組み、研究など幅広い分野を対象
- SDGsやカーボンニュートラルへの貢献を重視
ウッドデザインは、単なる木材利用の促進にとどまらず、社会課題の解決に向けた包括的なアプローチを提供している。ウッドデザイン賞は、この概念を具現化し、優れた取り組みを評価・表彰することで、持続可能な社会の実現に貢献している。審査委員長の赤池学氏によると、今回のウッドデザイン賞ではデザインクオリティが各段に上がり、非常に高いレベルの作品が揃ったという。
ウッドデザイン賞2024に関する考察
ウッドデザイン賞2024が10回目の開催を迎えたことは、木材利用の重要性が社会に浸透してきたことを示している。特に、SDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが急務となる中、木材の持続可能な利用方法を提案し、実践する場として、この賞の存在意義はますます高まっているだろう。一方で、木材利用の拡大に伴い、森林資源の過剰利用や生態系への影響といった新たな課題が生じる可能性もある。
これらの課題に対しては、持続可能な森林管理システムの構築や、木材の循環利用を促進する技術開発が重要な解決策となるだろう。また、ウッドデザイン賞を通じて、木材利用の新たな可能性を探求し、従来の概念にとらわれない革新的なアプローチを奨励することも必要だ。今後は、木材以外の自然素材との複合利用や、デジタル技術を活用した木材の高度利用など、より幅広い視点からのウッドデザインの発展が期待される。
iF DESIGN AWARD2025との連携は、日本のウッドデザインを国際的に発信する絶好の機会となるだろう。この連携を通じて、日本の木の文化や技術が世界に認知され、グローバルな木材利用の促進につながることが期待される。同時に、海外の先進的な取り組みから学び、日本のウッドデザインをさらに進化させる契機にもなるはずだ。今後のウッドデザイン賞には、国内外の知見を融合させた新たな価値創造の場としての役割が求められる。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「『ウッドデザイン賞2024』受賞作品が決定! | 一般社団法人日本ウッドデザイン協会のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000103496.html, (参照 24-10-11).
- 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html
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