公開：2024-07-27

松戸市が地域貢献型電柱広告事業を開始、東電タウンプランニングと協定締結し8月1日からスタート

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

松戸市が地域貢献型電柱広告事業を開始
東電タウンプランニングと協定を締結
8タイプのデザインから選択可能

松戸市の地域貢献型電柱広告事業の詳細

松戸市は東電タウンプランニング株式会社千葉総支社と「地域貢献型電柱広告に関する協定」を締結し、令和6年8月1日より地域貢献型の電柱広告事業をスタートする。この広告は、広告主が掲載する電柱広告の一部に松戸市の魅力や取り組みなどの情報を掲出するものだ。^[1]

松戸市は4つのテーマでPRする電柱広告デザインを作成し、広告主は計8タイプのデザインから選択することができる。この8タイプは、4テーマ各2種で構成されており、スポンサー広告面と公共情報面の比率の違いによって分けられている。巻広告のサイズは縦1500ミリ、横330ミリとなっている。

令和6年7月23日に行われた協定締結式には、松戸市から本郷谷市長、杉山市議会議長、小玉副市長が、東電タウンプランニング株式会社から角田総支社長、亀山副総支社長、鈴木東関東広告部長、植村東関東広告部広告営業グループマネージャーが出席した。本郷谷市長は、松戸市の継続的な魅力的なまちづくりには市民や企業・団体との連携が重要だと述べている。

	広告デザイン	協定締結	事業開始日
特徴	8タイプから選択可能	東電タウンプランニングと締結	令和6年8月1日
目的	市の魅力や取り組みをPR	持続可能なやさしいまちの実現	地域貢献型広告の展開
サイズ	縦1500ミリ、横330ミリ	-	-

地域貢献型電柱広告について

地域貢献型電柱広告とは、広告主が掲載する電柱広告の一部に自治体の魅力や取り組みなどの情報を掲出する広告のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

自治体のPRと企業の広告を組み合わせた新しい広告形態
地域の魅力発信と企業の広告効果を両立
自治体と企業の協働による地域貢献の実現

地域貢献型電柱広告は、従来の企業広告のみの電柱広告とは異なり、自治体の情報発信ツールとしても機能する。広告主にとっては社会貢献活動の一環として捉えることができ、企業イメージの向上にも寄与する可能性がある。自治体にとっては、新たな情報発信チャネルを獲得し、地域の魅力や施策を広くアピールする機会となる。

地域貢献型電柱広告事業に関する考察

地域貢献型電柱広告事業の展開において、今後懸念される問題として広告内容の適切性の判断基準の設定が挙げられる。公共性の高い情報と企業の広告を両立させるバランスの取り方や、掲載する自治体情報の選定プロセスの透明性確保が課題となるだろう。また、電柱広告の増加に伴う景観への影響も考慮する必要がある。

今後追加してほしい新機能としては、デジタルサイネージ技術の導入が考えられる。電子ディスプレイを用いることで、リアルタイムでの情報更新や、時間帯や天候に応じた広告内容の変更が可能となり、より効果的な情報発信が実現できるだろう。また、スマートフォンとの連携機能を追加し、QRコードなどを通じて詳細情報へのアクセスを容易にすることも有効だ。

地域貢献型電柱広告事業の今後に期待したいのは、他の自治体への展開と、事業モデルの更なる発展である。松戸市の取り組みが先進事例となり、全国の自治体に波及することで、地域の魅力発信と企業の社会貢献活動が融合した新たな広告文化が醸成される可能性がある。さらに、広告収入の一部を地域振興事業に還元するなど、より直接的な地域貢献の仕組みづくりにも期待したい。