カインズと本庄市が包括連携協定を締結、くみまち構想の実現に向けて8分野で協力体制を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

カインズと本庄市が包括連携協定を締結
8つの事項について連携・協力を実施
くみまち構想の実現に向けた取り組みを強化

カインズと本庄市の包括連携協定締結によるまちづくり強化

株式会社カインズは、2024年10月11日に埼玉県本庄市と「包括連携協定」を締結したことを発表した。この協定は、本庄市とカインズが地域課題に対して連携して取り組むことを目的としており、両者の持つ資源を有効活用し、相互連携と共創活動を推進することで、市民サービスの向上と地域活性化の実現を目指している。^[1]

カインズは2021年10月に策定した「くみまち構想」の実現に向けて、日本の地域やくらしが抱える様々な課題やニーズに取り組んでいる。本庄市内には「カインズ本庄早稲田店」と「カインズ児玉店」の2店舗、さらに本社機能を持つ「カインズ本庄早稲田本部」があり、協定締結前から様々な領域で本庄市と連携してきた経緯がある。

本協定では、シティプロモーション、まちづくり、防災、安全・安心、環境、子育て支援、健康増進、文化・スポーツなど、8つの事項について連携・協力することが定められている。これにより、本庄市とカインズの連携がさらに強化され、地域の活性化と発展に大きく寄与することが期待されている。

カインズと本庄市の包括連携協定の概要

連携事項	主な内容
シティプロモーション	本庄市の魅力発信や知名度向上に関する取り組み
まちづくり・地域活性化	地域経済の活性化や住民サービスの向上に関する取り組み
防災・災害対応	災害時の支援や防災意識向上に関する取り組み
安全・安心	地域の治安維持や生活環境の改善に関する取り組み
環境	脱炭素化や資源循環に関する取り組み
子育て支援・青少年育成	子育て環境の整備や青少年の健全育成に関する取り組み
健康増進	市民の健康づくりや疾病予防に関する取り組み
文化・スポーツ	文化振興やスポーツ振興に関する取り組み

くみまち構想について

くみまち構想とは、カインズが2021年10月に策定した地域共生を志向する構想のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

地域やくらしの課題・ニーズに向き合う取り組み
店舗や従業員がハブとなり地域と連携
様々なステークホルダーとの協働・共創を重視

くみまち構想では、「まちのくらしをみんなでDIY。」をコンセプトに掲げており、カインズの店舗や従業員が地域のハブとなって、様々な課題解決に取り組んでいる。本庄市との包括連携協定は、このくみまち構想の具体的な実践例の一つとして位置づけられ、地域社会の発展に貢献することを目指している。

カインズと本庄市の包括連携協定に関する考察

カインズと本庄市の包括連携協定は、企業と自治体が協力して地域課題に取り組む先進的な事例として評価できる。特に、シティプロモーションやまちづくりといった幅広い分野での連携は、地域の総合的な発展につながる可能性が高いだろう。一方で、協定の実効性を高めるためには、具体的な施策の立案と実行が不可欠となる。

今後の課題としては、協定に基づく取り組みの進捗管理や効果測定が挙げられる。定期的な評価と改善のサイクルを確立することで、より効果的な地域貢献が可能になるだろう。また、他の地域企業や団体との連携も視野に入れることで、より広範囲かつ多角的な地域活性化が期待できる。

長期的には、この協定をモデルケースとして、他の自治体や企業にも同様の取り組みが広がることが望ましい。カインズには、くみまち構想の理念をさらに発展させ、地域社会との共生モデルを確立することを期待したい。同時に、本庄市には企業との連携をさらに深化させ、持続可能な地域づくりのリーダーシップを発揮してほしい。