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公開：2024-10-13

鈴与グループが金融機関向け決算書データ化システムを開発、商工中金に提供開始し業務効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 鈴与商事とアライズが決算書データ化システムを開発
• 商工中金に2024年10月から提供開始
• AI-OCRとローコード開発ツールを活用し業務効率化

鈴与グループによる金融機関向け決算書データ化システムの開発と提供

鈴与商事株式会社とアライズイノベーション株式会社は、株式会社商工組合中央金庫と共同で決算書勘定科目内訳明細書のデータ化システムを開発し、2024年10月より商工中金に提供を開始した。このシステムは、アライズが提供するAI-OCR「AIRead」とローコード開発ツール「Wagby EE」を活用して構築されており、決算書のデータ入力作業を自動化することで業務効率の大幅な向上を実現している。^[1]

本システムの導入により、商工中金ではデータ入力の手間が大幅に削減されるだけでなく、構築されたデータベースの解析を通じて信用リスク管理の高度化が可能となる。さらに、お客さまの潜在ニーズの発掘と最適なソリューションの提供にも繋がることが期待されている。

鈴与商事とアライズは、今回開発したデータ化システムを他の金融機関にも積極的に提案していく方針だ。この取り組みにより、金融機関全体の業務効率化・高度化およびサービスの向上を支援することを目指している。また、本システムの詳細については、2024年10月17日に開催されるFIT2024金融国際情報技術展でのセミナーで紹介される予定となっている。

決算書データ化システムの特徴まとめ

FIT2024金融国際情報技術展の詳細はこちら

AI-OCRについて

AI-OCRとは、人工知能（AI）技術を活用した光学文字認識（OCR）システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高精度な文字認識能力
• 非定型帳票や手書き文字の読み取りが可能
• 学習機能による継続的な精度向上

アライズが開発したAI-OCR「AIRead」は、最新のAI技術と画像処理を活用した高度なOCRソリューションだ。金融業界での豊富な実績を持ち、多数の金融機関における勘定科目内訳明細書の自動読み取りとデータ化において、業務効率の大幅な向上を実現している。オンプレミス環境での利用が可能であり、企業のセキュリティ要件や既存システムとの連携にも柔軟に対応する特徴を持つ。

参考サイト

1. ^ . 「金融機関向け決算書勘定科目内訳明細書データ化システムの提供開始について | 鈴与株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000321.000075524.html, (参照 24-10-13).

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