コクヨがオフィス向けボトル型モバイルバッテリー「Energy bottle」を発売、ワークスタイルの変革に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

コクヨがボトル型モバイルバッテリーを発売
オフィス向け「Energy bottle」を10月1日に販売開始
法人向けで価格はオープンプライス

コクヨ、オフィス向けボトル型モバイルバッテリー「Energy bottle」を発売

コクヨ株式会社は、オフィスでの使用に適したボトル型のモバイルバッテリー「Energy bottle（エナジーボトル）」を2024年10月1日に発売した。本製品は企業などの法人向けに販売されており、価格はオープンプライスとなっている。500mlのペットボトルほどのサイズ感で、デスク上のスペースを有効活用できるよう設計されている点が特徴だ。^[1]

Energy bottleは207Whの大容量バッテリーを搭載しており、50WhのPCを3回、12Whのスマートフォンを12.5回充電できる能力を持つ。給電ポートはType-Cが2口装備されており、パソコン充電に適した65W出力と、スマートフォン充電などに適した18W出力のポートが用意されている。このような仕様により、ワーカーが一日中安心して作業を行える電力供給を実現している。

本製品の特徴として、一般的なカップホルダーに差し込むことができる点や、All in OneやAny Tableなど移動が容易な家具と組み合わせても機動性を損なわない点が挙げられる。また、正方形の形状のチャージャーが別売で用意されており、シェルフやカウンターなどの什器に配置しやすく、設置スペースを最小限に抑えられるよう工夫されている。

Energy bottleの主な特徴まとめ

	バッテリー容量	給電ポート	サイズ	重量	カラー
仕様	207Wh	Type-C 2口（65W、18W）	72×76×230mm	1.1kg	ブラック、ライトグレー
特徴	PCを3回充電可能	PCとスマホ同時充電	ペットボトルサイズ	持ち運び可能	オフィス空間に馴染む
利点	長時間作業に対応	多様なデバイスに対応	デスクスペース有効活用	移動時の利便性	インテリアとの調和

モバイルバッテリーについて

モバイルバッテリーとは、携帯電話やタブレット、ノートPCなどの携帯機器を充電するための携帯型の充電器のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

外出先での機器の電力切れを防ぐ
複数の機器を充電できる汎用性
様々な容量や出力に対応した製品がある

Energy bottleのようなオフィス向けモバイルバッテリーは、従来の携帯用途だけでなく、フリーアドレスやABW（Activity Based Working）といった新しいワークスタイルに対応するために開発されている。デスクやミーティングスペースなど、オフィス内の様々な場所で電源確保を可能にし、ワーカーの生産性向上と快適な作業環境の実現に貢献している。

Energy bottleに関する考察

Energy bottleの登場は、変化するオフィス環境におけるモバイルバッテリーの新たな可能性を示している。従来のモバイルバッテリーがポータブル性を重視していたのに対し、Energy bottleはオフィス空間との調和や使いやすさを追求しており、デスクワークと移動を両立する現代のワークスタイルに適した製品設計となっている。この製品コンセプトは、今後のオフィス用電源ソリューションの方向性を示唆するものかもしれない。

一方で、Energy bottleの普及に伴い、オフィス内の電源設備の在り方や、ワークスペースのレイアウトに変化が生じる可能性がある。固定式の電源タップやコンセントの必要性が減少し、より自由度の高いオフィスデザインが可能になるかもしれない。また、この製品がきっかけとなり、オフィス家具とモバイルバッテリーの融合や、ワイヤレス充電技術の更なる進化など、新たなイノベーションが生まれる可能性も考えられる。

今後、Energy bottleのような製品がオフィスのスタンダードとなれば、働き方改革やDXの推進にも大きな影響を与えるだろう。例えば、場所を選ばない働き方や、急な外出時の準備時間短縮など、ワーカーの業務効率向上に寄与する可能性がある。さらに、省エネルギーやサステナビリティの観点から、効率的な電力管理システムとの連携など、より高度な機能の追加も期待したい。