性的同意サービス「キロク」リリースと二次創作ガイドライン公開、不同意性交等罪への対策として注目

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

性的同意サービス「キロク」をリリース
不同意性交等罪への対応策として開発
二次創作ガイドラインを公開

性的同意サービス「キロク」の開発と二次創作ガイドライン公開

株式会社ねお巳は、カップルの健全な関係を育むため弁護士監修の下、性的同意サービス「キロク」を2023年12月14日にリリースした。このサービスは、令和5年7月13日からの刑法改正により新設された「不同意性交等罪」への対応策として開発された。性行為の同意をスマートフォンなどの端末上で行えるようにすることで、後々のトラブルを防ぐことを目的としている。^[1]

「キロク」は、性的同意を記録し証拠として使用することが可能なアプリである。WEB版でのサービス開始後、ネットやTVでも取り上げられ、登録者数は約12000名を超える反響を得た。昨年末からの著名人による性行為に関する同意有無での裁判やニュースを受け、より多くの人に安心・安全に利用してもらえるようシステムの改善を検討している。

また、「キロク」の認知度向上と共に、二次創作作品が増加したことを受け、二次創作ガイドラインを公開した。このガイドラインでは、サービスの意図や目的を正しく伝える内容に限定し、商用利用の場合は事前に運営チームの許可を得ることなどが明記されている。二次創作を通じて、より多くの人に性的同意に関する知識が広まることを期待している。

性的同意サービス「キロク」の特徴まとめ

項目	詳細
サービス名	キロク
開発会社	株式会社ねお巳
リリース日	2023年12月14日
主な機能	性的同意の記録と証拠化
対象法律	不同意性交等罪（刑法177条）
登録者数	約12000名以上
二次創作ガイドライン	公開済み

性的同意サービス「キロク」の詳細はこちら

不同意性交等罪について

不同意性交等罪とは、令和5年7月13日の刑法改正により新設された罪名で、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

強制性交等罪と準強制性交等罪を統合
被害者の同意の有無が重要な判断基準
密室での同意の証明が困難

この法改正により、性交等をした時点で同意があったと思っていた場合でも、後からお相手が「本当は同意していなかった」と申告することで、加害者として罪に問われる可能性が生じた。「キロク」のような性的同意サービスは、このような状況下での証拠確保を目的としており、カップル間のコミュニケーションを円滑にし、健全な関係構築を支援することを目指している。