公開:

【CVE-2024-49323】WordPressプラグインall in one slider 1.1にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、情報取得や改ざんのリスクに警告

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインall in one sliderに脆弱性
  • クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在
  • 情報の取得や改ざんのリスクあり

WordPressプラグインall in one slider 1.1の脆弱性

souravは、WordPressプラグインall in one sliderにおいてクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを2024年10月20日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-49323】として識別されており、CVSS v3による深刻度基本値は6.1と警告レベルに分類されている。[1]

クロスサイトスクリプティングの脆弱性は、攻撃元区分がネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃に必要な特権レベルは不要だが、利用者の関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。

影響を受けるバージョンはall in one slider 1.1およびそれ以前のバージョンとなっており、深刻度評価では機密性と完全性への影響が低く、可用性への影響はないとされている。影響を受けるシステムでは情報の取得や改ざんの可能性があるため、早急な対策が推奨される。

WordPressプラグインall in one sliderの脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVE番号 CVE-2024-49323
CVSS基本値 6.1(警告)
影響を受けるバージョン all in one slider 1.1以前
想定される影響 情報の取得、情報の改ざん
対策方法 最新バージョンへのアップデート

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者が任意のスクリプトを実行可能
  • ユーザーのセッション情報や個人情報が漏洩するリスクがある

WordPressプラグインall in one sliderの脆弱性では、クロスサイトスクリプティングの影響により、機密情報の取得や改ざんのリスクが存在している。脆弱性の深刻度は6.1と警告レベルに分類されており、攻撃条件の複雑さが低く、特権レベルも不要であることから、早急な対策が必要とされている。

WordPressプラグインall in one sliderの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性対策において、開発者側の入力値のサニタイズ処理の実装が不十分であったことが今回の問題の根本的な原因として考えられる。特にスライダー機能は多くのWebサイトで利用される基本的な機能であり、こうした基本機能に脆弱性が存在することは、サイト全体のセキュリティリスクを高める要因となっている。

今後はプラグイン開発者がセキュリティ対策を強化し、入力値の適切なバリデーションやエスケープ処理を徹底することが求められる。特にWordPressエコシステムにおいては、プラグインの品質管理やセキュリティレビューの仕組みを更に強化し、脆弱性のあるプラグインが公開されにくい環境を整備する必要があるだろう。

また、サイト管理者側でも定期的なプラグインのアップデートチェックやセキュリティ監査の実施が重要となる。WordPressのセキュリティ対策は単一の対策では不十分であり、開発者とユーザーの双方が継続的にセキュリティ意識を高め、適切な対策を講じていく必要がある。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011016 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011016.html, (参照 24-10-25).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。