【CVE-2024-49630】HasThemesのwp educationに深刻な脆弱性、クロスサイトスクリプティングのリスクが発生
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記事の要約
- WordPress用wp educationにクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- 情報の取得や改ざんのリスクが発生する可能性
- HasThemesのwp education 1.2.9未満が影響を受ける
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wp education 1.2.9未満の脆弱性
HasThemesは、WordPress用プラグインwp educationにおいて深刻なセキュリティ上の脆弱性が発見されたことを2024年10月20日に公開した。CVSSによる深刻度基本値は5.4であり、情報の取得や改ざんのリスクが発生する可能性があると報告されている。【CVE-2024-49630】[1]
この脆弱性は、wp education 1.2.9未満のバージョンに影響を与えるクロスサイトスクリプティング(XSS)の問題として特定されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、攻撃に必要な特権レベルは低いと評価されている。
NVDの評価によると、利用者の関与が必要とされており、影響の想定範囲に変更があるとされている。機密性への影響と完全性への影響はともに低く評価されているものの、可用性への影響は確認されていないとされている。
wp educationの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | wp education 1.2.9未満 |
CVSSスコア | 5.4(警告) |
攻撃条件 | ネットワーク経由、低い複雑さ |
必要な特権レベル | 低 |
想定される影響 | 情報の取得、情報の改ざん |
脆弱性タイプ | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションにおいて発生する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトを挿入し実行可能にしてしまう問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- Webサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法
- ユーザーの個人情報やセッション情報を窃取する可能性
- Webサイトの見た目や機能を改ざんすることが可能
CVSSによる深刻度評価では、wp educationの脆弱性は基本値5.4と評価されており、攻撃条件の複雑さが低いことが特徴となっている。この脆弱性は情報の取得や改ざんにつながる可能性があり、特に利用者の関与が必要とされる点に注意が必要である。
wp educationの脆弱性に関する考察
HasThemesのwp educationで発見された脆弱性は、教育関連のWordPressサイトにとって重大な問題となる可能性がある。特に低い特権レベルでも攻撃が可能であり、攻撃条件の複雑さも低いことから、悪用されるリスクが高いと考えられるだろう。
今後この脆弱性を悪用した攻撃が増加する可能性があり、特に教育機関のWebサイトが標的となることが懸念される。対策として、影響を受けるバージョンを使用している場合は、速やかに最新バージョンへのアップデートを実施する必要があるだろう。
また、WordPressプラグインの脆弱性対策として、定期的なセキュリティアップデートの確認やバックアップの取得が重要となる。特に教育関連のプラグインは機密情報を扱う可能性が高いため、より厳重なセキュリティ管理が求められるのだ。
参考サイト
- ^ JVN. 「JVNDB-2024-011011 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011011.html, (参照 24-10-25).
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