エスペックが愛知県に次世代モビリティ・テストラボを開設、2025年2月からバッテリー・EV試験サービスを提供
PR TIMES より
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記事の要約
- エスペックが愛知県に新試験施設を開設
- 車載用バッテリーとEV・自動化モジュールの試験需要に対応
- 2025年2月よりサービス開始予定
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エスペックによる次世代モビリティ・テストラボの開設
エスペック株式会社は愛知県常滑市に「あいちバッテリー安全認証センター」を開設し、豊田試験所の機能を拡張することを2024年10月24日に発表した。2024年10月より予約受付を開始し、車載用バッテリーおよびEV・自動化モジュールの受託試験サービスを中日本エリアで強化していく方針だ。[1]
新設されるあいちバッテリー安全認証センターでは、最新の試験設備を導入してバッテリーの大型化・高容量化に対応した安全性試験を実施する体制を整備した。豊田試験所ではEV・自動化モジュールの動作状態での使用環境を再現し評価・計測するサービスを新たに強化することで、次世代モビリティの技術革新に貢献する構えだ。
環境試験器の世界トップメーカーとしての最新の試験設備と高い試験技術・知見を活かし、EV・自動化をターゲットとした受託試験サービスを拡充していく。再生可能エネルギーの導入により顧客のCO2排出量削減にも貢献し、次世代モビリティの社会実装を総合的に支援していくだろう。
新設施設の主な機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
開設場所 | 愛知県常滑市りんくう町1-25-25 |
延床面積 | 1,300㎡(敷地面積7,500㎡) |
主な試験設備 | 安全性試験室、大型冷熱衝撃装置、外部短絡試験装置、恒温恒湿室 |
開始時期 | 2025年2月(予定) |
対応規格 | 国連規則ECE R100、UN38.3、GB規格、メーカー各社規格 |
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国連規則ECE R100について
国連規則ECE R100とは、電気自動車のバッテリーに関する国際的な安全基準であり、車両の型式認証に必要不可欠な規格となっている。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 電気自動車のバッテリー安全性評価の国際標準
- 2016年7月以降の新規認可車両に適用
- 安全性試験と認証取得が必須要件
エスペックは2014年10月にテュフズードジャパン株式会社と業務提携を行い、2015年9月から栃木県のとちぎバッテリー安全認証センターで安全性試験の実施から認可申請までのワンストップサービスを提供している。新設のあいちバッテリー安全認証センターでも同様のサービスを展開し、EV開発を支援していく方針だ。
あいち次世代モビリティ・テストラボに関する考察
あいち次世代モビリティ・テストラボの開設は、EVの普及に伴う車載用バッテリーの大型化・高容量化という市場ニーズに適切に対応した取り組みと言える。特に、国内最大級の専門試験施設として最新の試験設備を備え、安全性試験から認証取得までをワンストップで提供できる点は、自動車メーカーやバッテリーメーカーの開発効率向上に大きく寄与するだろう。
今後の課題として、急速に進化するEV技術や自動運転技術に対応した試験設備の継続的な更新や、試験技術者の育成が挙げられる。また、グローバルな規格への対応や認証プロセスの効率化など、国際競争力の強化も重要な検討事項となっていくはずだ。
再生可能エネルギーの活用によるCO2排出量削減への取り組みは、環境配慮型の試験サービスとして評価できる。今後はさらなる試験技術の高度化や新たな評価基準への対応など、次世代モビリティの技術革新を支える中核施設としての役割が期待されるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「2025年2月「あいち次世代モビリティ・テストラボ」サービス開始 車載用バッテリーおよびEV・自動化モジュールの試験需要に対応 | エスペック株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000135286.html, (参照 24-10-25).
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