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公開：2024-10-25

西宮市とECOMMITが資源循環サービスPASSTOを導入、関西自治体初の取り組みで地域のリユース活動を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 西宮市内8拠点でPASSTOによる衣類回収を開始
• 不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築
• 地域の廃棄物量削減とリユース活動を促進

西宮市とECOMMITによる資源循環サービスPASSTOの展開

循環型社会に向けた不要品の回収・選別・再流通のインフラを構築するECOMMITと西宮市は、令和6年11月1日より市内8拠点でPASSTOの不要品回収ボックスを設置する。関西の自治体として初となるPASSTOの導入により、市内のリユース活動の促進と地域の廃棄物量の削減を目指している。^[1]

両者は令和5年1月27日に「リユース活動の促進に向けた連携と協力に関する協定」を締結し、リユース品の回収イベントの実証実験や市の処理施設に持ち込まれた不要品の二次流通に関する事業に取り組んできた。今後も市内の民間施設等にPASSTOの不要品回収ボックスの設置を拡大する予定だ。

市民の身近な生活導線上に資源循環の入口を創出することで、気軽に資源循環に取り組める環境づくりを目指している。ECOMMITは全国7箇所に自社の循環センターを持ち、回収から再流通までを一気通貫で行うシステムを確立しているのだ。

PASSTO設置拠点まとめ

PASSTOの詳細はこちら

資源循環サービスについて

資源循環サービスとは、使用済み製品や素材を回収し、適切な処理を経て再び資源として活用するシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 廃棄物の削減と資源の有効活用を実現
• 環境負荷の低減とサステナビリティに貢献
• 資源の再利用による経済的価値の創出

ECOMMITが提供するPASSTOは、衣類などの不要品を回収・選別し、最適な形での再流通を実現する資源循環サービスとして注目を集めている。全国7箇所の循環センターを活用し、独自開発のトレーサビリティシステムによってリユース・リサイクル率の算出やCO2削減量のレポーティングまで可能にしているのだ。

PASSTOの西宮市導入に関する考察

PASSTOの西宮市導入により、市民の日常生活圏内に資源循環の入口が設置されることで、より多くの市民が気軽にリユース活動に参加できるようになる可能性が高い。特に商業施設を中心とした8拠点への設置は、買い物のついでに不要な衣類を持ち込めるという利便性を提供することで、資源循環の促進に大きく貢献するだろう。

一方で課題として、回収ボックスの管理や定期的なメンテナンス、不適切な投棄物への対応などが挙げられる。特に衣類以外の不要品が混入する可能性や、回収頻度の調整、季節変動への対応などが重要な検討事項となってくるだろう。

今後の展開としては、回収品目の拡大や設置拠点の増加、市民への啓発活動の強化などが期待される。特にトレーサビリティシステムを活用した環境貢献の可視化や、地域コミュニティとの連携強化により、より多くの市民の参加を促すことが可能となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「関西の自治体初、西宮市内8拠点で資源循環サービス「PASSTO（パスト）」による不要品（衣類）回収を開始 | 株式会社ECOMMITのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000067508.html, (参照 24-10-25).

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