【CVE-2024-46996】baserCMSに複数のクロスサイトスクリプティング脆弱性、修正版の早期アップデートを推奨
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記事の要約
- baserCMSに複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- CVSS v3による深刻度基本値は最大6.1の警告レベル
- 修正版のbaserCMS 5.1.3とbaserCMS 4.8.2を公開
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baserCMSの複数の脆弱性に関する対応
baserCMSユーザー会は2024年10月24日にbaserCMSの複数の脆弱性に関する情報を公開し、修正版となるbaserCMS 5.1.3およびbaserCMS 4.8.2のリリースを発表した。脆弱性は【CVE-2024-46996】【CVE-2024-46998】【CVE-2024-46995】【CVE-2024-46994】として報告され、記事編集画面やメールフォーム設定画面における格納型クロスサイトスクリプティングなどの問題が確認されている。[1]
脆弱性の影響として、細工された入力データによって管理画面にアクセスしたユーザーのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性が報告されている。また、公開された細工されたデータを含むページを閲覧した場合にも、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される危険性が指摘されている。
CVSS v3による評価では、最も深刻度の高い脆弱性で基本値6.1の警告レベルとされ、攻撃元区分はネットワークで攻撃条件の複雑さは低いと判定されている。脆弱性の修正に向けて、baserCMSユーザー会は該当バージョンを使用しているユーザーに対して、速やかな最新版へのアップデートを推奨している。
baserCMSの脆弱性概要
脆弱性ID | 影響を受ける機能 | 深刻度(CVSS) | 影響範囲 |
---|---|---|---|
CVE-2024-46996 | 記事編集画面のスラッグ | 5.4 | 格納型XSS |
CVE-2024-46998 | メールフォーム設定画面 | 5.4 | 格納型XSS |
CVE-2024-46995 | エラーページ生成処理 | 6.1 | 反射型XSS |
CVE-2024-46994 | 記事編集・コンテンツ一覧画面 | 5.4 | 格納型XSS |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにHTMLに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシングなどの攻撃に悪用される
baserCMSで発見された脆弱性は、格納型XSSと反射型XSSの両方が含まれており、CVSS v3の評価では最大で6.1の警告レベルとなっている。これらの脆弱性は管理画面にアクセスしたユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があり、情報漏洩やセッション情報の窃取などのリスクがある。
baserCMSの脆弱性対応に関する考察
baserCMSユーザー会による迅速な脆弱性情報の公開と修正版のリリースは、ユーザーのセキュリティリスク軽減において重要な対応となっている。特に情報セキュリティ早期警戒パートナーシップを通じた脆弱性報告から修正までのプロセスが確立されており、セキュリティインシデントへの対応体制が整備されていることは評価できるだろう。
今後の課題として、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が必要となってくる。特にユーザー入力を扱う機能については、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の実装を徹底し、XSS脆弱性のリスクを最小限に抑える取り組みが求められているはずだ。
また、CMSのセキュリティ対策としては、定期的な脆弱性診断の実施や、セキュアコーディングガイドラインの整備なども重要となってくる。baserCMSの開発において、セキュリティバイデザインの考え方を取り入れ、設計段階からセキュリティを考慮した開発プロセスを確立することが期待される。
参考サイト
- ^ JVN. 「JVNDB-2024-000114 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-000114.html, (参照 24-10-26).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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