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バルテスがタビュラ社を子会社化、UI/UXデザイン開発とソフトウェアテストの統合によりサービス拡充へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • バルテスがタビュラ社の全株式を取得し子会社化
  • タビュラ社はUI/UXデザイン開発のサブスクリプションを提供
  • 取得価額は約8億円でアーンアウト条項も付加

バルテスがタビュラ社の株式を取得し子会社化を決定

バルテス・ホールディングス株式会社は2024年10月24日、UI/UXデザイン開発を手掛けるタビュラ株式会社の全株式を取得し子会社化することを発表した。タビュラ社は2019年の設立以来、ウェブサイト制作やアプリデザインなどのデザイン関連サービスをサブスクリプションプランで提供し、大手上場企業から高い評価を得ている。[1]

バルテスグループはソフトウェアテストを主体とする品質向上支援サービスを提供し、年間3,400件以上のプロジェクトを手掛けるリーディングカンパニーとして成長を遂げてきた。ISTQBのGlobal Partnerに日本で初めて認定されるなど、ソフトウェアテストにおける技術力は国内外で高く評価されている。

株式取得の目的として、タビュラ社が持つ高い技術力とストック型収益モデル、さらにはクロスセルによるシナジー効果が挙げられる。バルテスグループのマーケティングや採用面でのバックアップにより、タビュラ社の事業拡大と継続的な成長が期待できるだろう。

タビュラ社の経営状況と株式取得の概要

項目 詳細
代表者 代表取締役 北川 亮
所在地 東京都新宿区新宿二丁目12番13号新宿アントレサロンビル2F
事業内容 UI/UXデザイン開発事業、コンサルティング事業、その他開発事業
取得価額 800,000千円(アドバイザリー費用等を除く)
アーンアウト条項 最大150,000千円(2025年1月期から2026年1月期の業績に応じて)
バルテス・ホールディングスの詳細はこちら

サブスクリプションプランについて

サブスクリプションプランとは、製品やサービスを定額制で利用できる課金モデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 定期的な収入が見込める安定的なビジネスモデル
  • 顧客との長期的な関係構築が可能
  • 利用状況に応じた柔軟な提供形態の実現

タビュラ社のサブスクリプションプランでは、月間の工数を柔軟に調整できる特徴がある。前後の月への工数の繰り越しや前倒しが可能であり、複数のデザイン開発を並行して進める必要がある大手企業にとって使いやすいサービスとなっている。

タビュラ社の株式取得に関する考察

バルテスグループがタビュラ社を子会社化することで、品質向上支援サービスとUI/UXデザイン開発の融合という新たな価値創造が期待できる。特にタビュラ社のサブスクリプションモデルは安定的な収益基盤となり、グループ全体の経営安定化に寄与するだろう。

一方で、異なる企業文化の統合やサービス品質の維持という課題も考えられる。バルテスグループの豊富なプロジェクト管理経験を活かしつつ、タビュラ社の創造性を損なわないバランスの取れた経営が求められるだろう。

今後はバルテスグループの営業基盤を活用したクロスセルの推進や、両社の技術・知見の共有による新サービスの開発が期待される。特にエンタープライズ領域での展開において、UI/UXデザインと品質保証の統合的なサービス提供が可能となり、競争力の向上につながるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「タビュラ株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ | バルテス・ホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000334.000030691.html, (参照 24-10-26).

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