ソフトバンクがLINEMOベストプランVのデータ容量を30GBに拡大、月額2,970円で提供開始へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

LINEMOのデータ通信容量が20GBから30GBに拡大
月額2,970円の料金据え置きで容量増加を実現
ドコモのahamoに対抗する形での機能強化

LINEMOベストプランVのデータ通信容量拡大による新料金プラン

ソフトバンクは2024年11月1日より、オンライン専用ブランドLINEMOの主力プラン「LINEMOベストプランV」のデータ通信容量を契約翌月から30GBまで拡大することを発表した。従来の2段階制料金プランから、月額2,700円（税込み2,970円）で30GBまで利用可能な新しい料金体系への移行となる。^[1]

LINEMOベストプランVは現在、月間のデータ使用量が20GB以下の場合は2,970円、20GBを超えて30GB以下の場合は3,960円が適用される2段階制の料金プランとして提供されている。新料金プランでは月額2,970円で一律30GBまで利用可能となり、利用者の通信料金の負担が大幅に軽減される。

既存のLINEMOベストプランV利用者は追加手続きなしで自動的に新料金プランが適用される仕組みとなっている。新規契約やMNP転入、番号移行での契約者も契約翌月から新しい料金プランでのサービス利用が可能となり、利便性の向上が図られる。

LINEMOベストプランVの新料金プランまとめ

項目	詳細
データ容量	30GB
月額料金	2,700円（税込み2,970円）
通話サービス	国内通話5分無料
SMS利用料	送信：3～30円（税込み3.3～33円）／1通、受信：無料
適用開始日	2024年11月1日

オンライン専用プランについて

オンライン専用プランとは、実店舗を介さずインターネット上で契約から解約まで完結する携帯電話サービスのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

店舗運営コストの削減による低価格の実現
24時間いつでも契約や各種手続きが可能
オンラインカスタマーサポートの充実

オンライン専用プランは従来の携帯電話サービスと比較して大幅なコスト削減が可能となり、利用者に還元できる料金プランの提供が実現している。LINEMOの新料金プランもオンライン専用という特性を活かし、競争力のある料金設定とサービス内容の提供を実現している。

LINEMOベストプランVの容量拡大に関する考察

LINEMOベストプランVのデータ容量拡大は、モバイル通信市場における競争激化を象徴する動きとして注目に値する。ドコモのahamoが先行して実施した30GBへの容量拡大に対抗する形での施策であり、利用者にとってはデータ通信量の制限を気にせず快適に利用できる環境が整備されつつある。

今後はさらなる価格競争やサービス内容の充実が予想されるが、収益性の確保という観点では課題も残されている。利用者のデータ通信量増加に伴う設備投資の負担増や、価格競争による収益性の低下などのリスクに対して、効率的な設備運用や付加価値サービスの展開が求められる。

オンライン専用プランの特性を活かした独自のサービス展開や、他社との差別化戦略の構築が今後の成長のカギを握るだろう。LINEMOには単なる価格競争に終始することなく、独自の価値提供による持続可能なビジネスモデルの確立が期待される。

参考サイト

^ ソフトバンク. 「「LINEMOベストプランV」が契約の翌月からずっと月額2700円（税込み2970円）で30GBまで利用可能に！ | 企業・IR | ソフトバンク」. https://www.softbank.jp/corp/news/press/sbkk/2024/20241025_01/?sbpr=info, (参照 24-10-29).

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