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【CVE-2024-8740】WordPress用getresponse forms 2.5.6に脆弱性、情報漏洩と改ざんのリスクが浮上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用getresponse formsに脆弱性が発見
  • クロスサイトスクリプティングによる情報漏洩のリスク
  • 深刻度6.1の警告レベルでCVE-2024-8740として識別

WordPress用getresponse forms 2.5.6の重大な脆弱性

Fatcat AppsはWordPress用プラグインgetresponse forms 2.5.6およびそれ以前のバージョンにおいて、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見されたことを公開した。NVDの評価によると攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、利用者の関与が必要とされている。[1]

この脆弱性は【CVE-2024-8740】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトスクリプティング(CWE-79)に分類されている。NVDの評価では機密性への影響は低く、完全性への影響も低いとされているが、影響の想定範囲には変更があるとされている。

攻撃に必要な特権レベルは不要とされており、悪用された場合には情報の取得や改ざんの可能性がある。CVSS v3による深刻度基本値は6.1(警告)と評価されており、早急な対策が必要とされている。

getresponse forms 2.5.6の脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受けるバージョン getresponse forms 2.5.6以前
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(CWE-79)
CVE番号 CVE-2024-8740
CVSS基本値 6.1(警告)
攻撃条件 特権レベル不要、利用者の関与が必要
想定される影響 情報取得、情報改ざんの可能性

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションの脆弱性の一つであり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことで、利用者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 入力値の検証が不十分な箇所を悪用
  • ユーザーのセッション情報などを窃取可能
  • Webサイトの改ざんやフィッシング詐欺に悪用

今回のgetresponse formsの脆弱性では、攻撃者がWebサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込むことで、サイト訪問者の個人情報を窃取したり、表示内容を改ざんしたりする可能性がある。CVSSによる評価でも機密性と完全性への影響が指摘されており、早急なバージョンアップによる対策が推奨される。

WordPress用getresponse formsの脆弱性に関する考察

getresponse formsの脆弱性が特権レベル不要で攻撃可能である点は、WordPress利用者にとって大きな脅威となる可能性がある。利用者の関与が必要とされているものの、攻撃条件の複雑さが低いため、フィッシング攻撃などと組み合わせることで被害が拡大する危険性が高いだろう。

今後はプラグイン開発者による入力値のバリデーション強化や、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となってくる。特にWordPressのようなオープンソースプラットフォームでは、サードパーティ製プラグインの品質管理がより一層重要になってくるだろう。

また、WordPressコミュニティ全体でのセキュリティ意識向上も必要不可欠だ。プラグインの選定時にはセキュリティ面での評価も重視し、インストール後も定期的なアップデートとセキュリティチェックを行う習慣づけが求められる。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-011508 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-011508.html, (参照 24-10-31).

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