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深センGPD TechnologyがRyzen AI 9 HX 370搭載の8.8型2in1 GPD Pocket 4を発表、高性能CPUと高解像度ディスプレイで機能強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • GPD Pocket 4が8.8型2in1としてリリース
  • Ryzen AI 9 HX 370やRyzen 8 8840U搭載
  • 最大64GBのLPDDR5Xメモリに対応

GPD Pocket 4が高性能プロセッサとディスプレイ強化で登場

深センGPD Technologyは、Tiger LakeやJasper Lake搭載の前モデルGPD Pocket 3の後継として、Ryzen AI 9 HX 370を搭載した8.8型2in1「GPD Pocket 4」を2024年11月1日に発表した。CPUはZen 5アーキテクチャを採用し、12コア24スレッドで最大5.1GHzの高性能プロセッサを実現している。[1]

液晶ディスプレイは従来の1,920×1,200ドット表示対応8型から、2,560×1,600ドット表示対応の8.8型へと進化を遂げた。IPSパネルを採用し、DCI-P3 97%の色域と500cd/平方mの高輝度表示に対応することで、より鮮明な映像表現が可能になっている。

メモリはLPDDR5X-7500を採用し、16GB/32GB/64GBから選択可能となった。ストレージはPCIe 4.0 x4接続のM.2 2280形状で1TBまたは2TBを搭載し、OSにはWindows 11 Homeを採用している。

GPD Pocket 4の主要スペック詳細

項目 詳細
CPU Ryzen AI 9 HX 370 (12コア24スレッド/最大5.1GHz)
ディスプレイ 8.8型/2,560×1,600ドット/144Hz/DCI-P3 97%
メモリ LPDDR5X-7500 16GB/32GB/64GB
ストレージ PCIe 4.0 x4 M.2 2280 1TB/2TB
バッテリー 45Whリチウムポリマー/駆動時間約9時間

Zen 5アーキテクチャについて

Zen 5アーキテクチャとは、AMDが開発した最新のCPUマイクロアーキテクチャであり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 4nmプロセスノードによる高効率な製造工程
  • AIアクセラレーションに特化した設計
  • 大幅な性能向上と電力効率の改善

GPD Pocket 4に搭載されるRyzen AI 9 HX 370では、Zen 5アーキテクチャの採用により従来モデルと比較して大幅な性能向上を実現している。特にAI処理性能については、XDNA 2アーキテクチャNPUの採用により50 TOPSという高い演算性能を達成することが可能となった。

GPD Pocket 4に関する考察

GPD Pocket 4は、前モデルからの進化点として高性能なRyzen AI 9 HX 370の採用と高解像度ディスプレイの搭載が挙げられる。特にZen 5アーキテクチャの採用により、モバイル環境下でも高いパフォーマンスを発揮することが期待できるだろう。

ただし、本体サイズが206.8×144.5×22.2mmと大型化し、重量も約770gと増加している点には注意が必要だ。モバイル性を重視するユーザーにとっては、携帯性とパフォーマンスのバランスが課題となる可能性がある。

今後は、より効率的な冷却システムの開発や軽量化技術の採用により、高性能と携帯性の両立が期待される。特にAI処理性能の向上は、モバイル環境下でのクリエイティブ作業やビジネス用途での活用可能性を広げるだろう。

参考サイト

  1. ^ Shenzhen GPD Technology Co. Ltd.. 「GPD Pocket 4 - Shenzhen GPD Technology Co. Ltd.」. https://gpd.hk/gpdpocket4, (参照 24-11-02).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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