ユニバーサルミュージックがUM PATTSUを開始、音源使用申請の手続きが最短3日で完了に

text: XEXEQ編集部
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記事の要約

ユニバーサルミュージック合同会社は個人および非営利団体向けの新しい音源使用申請サービス「UM PATTSU」を2024年9月末にリリースした。従来は最長1か月程度必要だった楽曲利用の申請手続きが最短3日で完了するようになり、年間200件以上寄せられる申請に対して効率的な対応が可能になった。^[1]

Mrs. GREEN APPLEやAdoなど人気アーティストの楽曲をはじめ、セレモニーや運動会などで使用される楽曲まで約1700曲が利用可能となっている。楽曲のラインナップは順次追加される予定で、利用者のニーズに応じた選択肢が広がることが期待できるだろう。

サービスの特徴として、配布用メディアへの保存や教育関連大会、個人セレモニーなどの用途に対応しており、非営利目的のインターネット上での使用も認められている。オンライン決済にも対応し、VISA、Mastercard、JCBなど主要なクレジットカードでの支払いが可能だ。

項目	詳細
サービス開始日	2024年9月末
楽曲数	約1700曲
処理時間	最短3日
利用用途	配布用メディア保存、教育関連大会、個人セレモニー、非営利目的のインターネット利用
対応決済	VISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club

著作権使用許諾とは、著作物の権利者が第三者に対して著作物の使用を認める法的な承認のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

個人や非営利団体による音楽著作物の使用については、これまで手続きの煩雑さが課題となっていた。UM PATTSUの導入により、特定の用途における楽曲利用の申請手続きが効率化され、オンライン上での決済まで完結するようになったことで、利用者の利便性が大幅に向上している。

UM PATTSUの導入により、個人や非営利団体による楽曲利用の敷居が大幅に下がることが期待できる。特に学校行事や教育関連の活動において、正規の手続きを経て楽曲を使用できる環境が整備されたことは、著作権教育の観点からも重要な意義を持つだろう。

今後の課題として、楽曲のラインナップ拡充や利用用途の拡大が挙げられる。現在約1700曲という規模は、ユニバーサルミュージックが保有する楽曲数からすると限定的であり、より多様なニーズに対応できるよう段階的な拡充が望まれるだろう。

長期的には、他の音楽出版社も同様のサービスを展開することで、音楽著作物の適正利用がより一般的になることが期待される。著作権者と利用者双方にとって、透明性の高い楽曲利用の仕組みが確立されることで、音楽文化のさらなる発展につながるだろう。

^ PR TIMES. 「個人または非営利団体向け新音源使用申請オンラインサービス「UM PATTSU」サービス開始 | ユニバーサルミュージック合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001834.000000664.html, (参照 24-11-02).

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