ゲーム

GAME

公開：2024-08-02

フォートナイトで岡山城のメタバース化、中国・四国地方初の謎解き脱出ゲームを公開

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• フォートナイトで岡山城の謎解き脱出ゲームを公開
• 中国・四国地方初のメタバース観光地化を実現
• 夏の烏城灯源郷とタイアップしたライトアップを再現

フォートナイトで岡山城をメタバース化した謎解き脱出ゲーム

株式会社Unionは、Epic Gamesが提供する世界的人気オンラインゲーム「フォートナイト（Fortnite）」において、岡山県岡山市の岡山城を舞台とした『謎解き脱出ゲーム』を2024年8月1日に公開した。本コンテンツは、中国地方および四国地方の観光地をフォートナイト上でメタバース化する初の試みとなっている。^[1]

ゲームの舞台となる岡山城は、夏のライトアップイベント「夏の烏城灯源郷」とタイアップしており、ゲーム内で自由に探索することが可能だ。不明門（あかずのもん）や月見櫓（つきみやぐら）など、岡山城の主要な観光スポットがゲーム内に精密に再現されている。

謎解き脱出ゲームは4つの難易度（かんたん、ふつう、むずかしい、おに）が用意されており、幅広い層のプレイヤーが楽しめる構成となっている。さらに、岡山県の特産品である白桃やピオーネなどの隠しアイテムを探索する要素も盛り込まれ、地域の魅力を発信する工夫が施されているのだ。

メタバースについて

メタバースとは、仮想空間上に構築された3次元の仮想世界のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 現実世界と連動した没入型の仮想空間
• ユーザー同士のリアルタイムなコミュニケーションが可能
• 独自の経済システムや社会活動が存在

メタバースは、単なるゲームやソーシャルメディアの延長ではなく、現実世界と密接に結びついた新たなデジタル空間として注目を集めている。ユーザーはアバターを通じて他者と交流し、仮想空間内でイベントに参加したり、商品を売買したりすることが可能だ。最近では、教育や観光、ビジネスミーティングなど、様々な分野でメタバースの活用が進んでいる。

フォートナイトでの岡山城メタバース化に関する考察

フォートナイトを活用した岡山城のメタバース化は、観光業におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の先駆的な事例として注目に値する。この取り組みにより、物理的な移動を伴わずに岡山城の魅力を世界中のユーザーに体験してもらうことが可能となり、新たな観光客層の開拓や地域ブランディングの強化につながる可能性が高い。一方で、実際の観光客数への影響や、メタバース体験が実際の来訪意欲にどう結びつくかについては、今後の検証が必要だろう。

今後、このようなメタバース観光の取り組みがさらに進化することで、季節や天候に左右されない観光体験の提供や、バリアフリー対応の強化など、従来の観光では難しかった課題の解決につながる可能性がある。また、地域の歴史や文化をより深く学べるインタラクティブなコンテンツの開発や、他の観光地とのメタバース上での連携など、新たな観光体験の創出が期待される。

一方で、メタバース観光の普及に伴い、デジタルデバイドの問題や、実際の観光地への経済効果の変化など、新たな課題も浮上する可能性がある。地域の特色を活かしつつ、リアルとバーチャルの両面で魅力的な観光体験を提供することが、今後の観光戦略において重要になってくるだろう。フォートナイトでの岡山城プロジェクトは、そうした新たな観光のあり方を模索する上で、貴重な先行事例となるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【中国・四国地方初】フォートナイト(Fortnite)で観光地をメタバース化！岡山城を舞台にした『謎解き脱出ゲーム』を公開 | 株式会社Unionのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000060959.html, (参照 24-08-02).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ゲーム」に関するコラム一覧「ゲーム」に関するニュース一覧