ダイビルがチェンナイのビジネスパークに参画、インド不動産市場での環境配慮型開発が本格化
PR TIMES より
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記事の要約
- ダイビルがチェンナイのビジネスパークに25%出資
- CapitaLandとの共同事業でオフィス2棟を建設
- インド2件目の投資案件としてグリーンビル認証取得
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ダイビルのInternational Tech Park Chennai参画によるインド事業展開
ダイビル株式会社は2024年11月5日、インドのチェンナイ市におけるビジネスパーク「International Tech Park Chennai, Radial Road」への参画を発表した。このプロジェクトはCapitaLand Investment Limitedが設立したファンドを通じて25%の持分を取得し、約13エーカーの敷地に2棟のオフィスビルを建設する大規模な開発となっている。[1]
本プロジェクトは総事業費約200億ルピーを投じ、総貸床面積約2.5百万平方フィートの大規模オフィス開発となっており、1期は既に開業済みである。インドのビジネスパークとして初めてネット・ゼロビル認証を取得しており、人間の健康に配慮した「WELL認証」の設計段階での事前承認も得ている。
ダイビルはベトナムや豪州での不動産開発実績を持ち、インドでは2件目の投資案件となる本プロジェクトを通じて、成長市場での事業基盤を強化する。商船三井グループとCapitaLandは今後も多岐にわたる協業関係を深めていく方針を確認しており、インドでの事業展開をさらに加速させる構えだ。
International Tech Park Chennaiプロジェクト概要
項目 | 詳細 |
---|---|
所在地 | Radial Road, Chennai, Tamil Nadu, India |
開発規模 | 敷地面積13エーカー、総貸床面積約2.5百万平方フィート |
建物概要 | 地上11階・地下3階建てオフィスビル2棟 |
事業費 | 約200億ルピー |
竣工時期 | 2023年8月(1期)、2024年12月予定(2期) |
環境認証 | ネット・ゼロビル認証、WELL認証(設計段階)取得 |
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ネット・ゼロビル認証について
ネット・ゼロビル認証とは、建物のエネルギー消費、廃棄物、水使用量において、実質的なゼロを目指す環境性能評価システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- エネルギー・廃棄物・水使用量の総合的な評価
- 環境負荷を最小限に抑える設計基準
- 持続可能な建築物としての認証基準
International Tech Park Chennaiはインドのビジネスパークとしてはじめてこの認証を設計段階で取得しており、環境配慮型の先進的なオフィス開発として位置づけられている。グリーンビルディング評議会による認証取得は、サステナブルな不動産開発への取り組みを示す重要な指標となっている。
International Tech Park Chennaiに関する考察
International Tech Park Chennaiの開発は、インドのオフィス市場における環境配慮型ビジネスパークの先駆的事例として注目に値する。特にネット・ゼロビル認証とWELL認証の取得は、環境性能と働く人々の健康に配慮した次世代型オフィス開発のモデルケースとなる可能性が高いだろう。
インド不動産市場における日系企業の参入は今後も加速すると予想されるが、現地の法制度や商習慣への対応が課題となる可能性がある。CapitaLandのような実績豊富な現地パートナーとの協業は、これらのリスクを軽減する有効な戦略となっているだろう。
将来的には、環境配慮型のオフィス開発がインド全土に波及することが期待される。商船三井グループとCapitaLandの協業関係の深化は、サステナブルな不動産開発の新たな基準を確立する可能性を秘めている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「インド・チェンナイ市ビジネスパーク「International Tech Park Chennai, Radial Road」への参画 | ダイビル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000105720.html, (参照 24-11-06).
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