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フュージョンテクノロジーがJIMTOF 2024で最新3Dプリンター技術を公開、高速造形と高解像度を実現する新製品が登場

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

フュージョンテクノロジーがJIMTOF 2024で最新3Dプリンター技術を公開、高速造形と高解像度を実現する新製品が登場

PR TIMES より


記事の要約

  • フュージョンテクノロジーがJIMTOF 2024に出展
  • PPS-CF造形プリンターと大型光造形機を展示
  • 新型産業用3Dプリンタ FUNMAT PRO 310 NEOを初披露

次世代3Dプリンター技術が集結したJIMTOF 2024展示会

株式会社フュージョンテクノロジーは、2024年11月5日から10日まで東京ビッグサイトで開催されるJIMTOF 2024に出展することを発表した。展示では高耐熱性と耐腐食性に優れた新素材フィラメントPPS-CFに対応した3Dプリンターと、大型高解像度光造形機Uniformation GK3Ultraシリーズを2つのブースに分けて展示する予定だ。[1]

FUNMAT PRO 310 NEOは12月発売予定の新型産業用3Dプリンターで、2ヘッドモデルながらPPS-CF材料の印刷が可能であり印刷移動速度が500mm/sに達する高速性能を実現している。さらにUniformation GK3Ultraシリーズは16K解像度と300×160×300mmの大型造形エリアを備え、海外での先行販売で高い評価を得ている。

FDM/FFF方式プリンターではINTAMSYS社のFUNMAT PRO 410 G2やBambuLab社のX1E、Amesoss社のBlade1 Proなど複数の機種を展示する。特にBlade1 Proはリニアモーター採用により300mm/sの高速造形を実現し、従来の3Dプリンターの課題であった造形時間を大幅に短縮している。

JIMTOF 2024展示製品まとめ

項目 詳細
展示会期間 2024年11月5日~10日(最終日は16:00まで)
展示場所 東京ビッグサイト 南1ホール(ブース番号:AM109)
主要展示機種1 FUNMAT PRO 310 NEO(PPS-CF対応・500mm/s印刷)
主要展示機種2 Uniformation GK3Ultra(16K解像度・大型造形対応)
新素材特徴 PPS-CF(熱変形温度242.7℃・高強度・高寸法安定性)
JIMTOF 2024の詳細はこちら

PPS-CFについて

PPS-CFとは、ポリフェニレンサルファイド(PPS)に短繊維カーボンファイバーを10%配合した高機能フィラメントのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 熱変形温度が242.7℃と高耐熱性を実現
  • カーボンファイバー配合による優れた寸法安定性
  • 金属やPEEKの代替材料として使用可能

PPS-CFは産業用3Dプリンターの新たな造形材料として期待されており、FUNMAT PRO 310 NEOなどの次世代プリンターでの活用が見込まれている。この素材は従来の工業用プラスチックと比較して優れた物性値を持ち、製造業における部品製作や試作品製作の幅を広げる可能性を秘めている。

次世代3Dプリンター技術に関する考察

高速造形と高解像度を両立した新型3Dプリンターの登場は、製造業における試作品製作や少量生産の効率化に大きな影響を与える可能性がある。特にFUNMAT PRO 310 NEOの500mm/sという印刷速度は、従来の3Dプリンターの課題であった長時間造形の問題を解決し、生産性の向上に貢献するだろう。

一方で、高性能化に伴う導入コストの上昇や、新素材の取り扱いに関する技術教育の必要性など、新たな課題も予想される。製造現場での実践的な運用には、オペレーターの育成やワークフローの最適化など、包括的なサポート体制の構築が重要になってくるはずだ。

今後はAIを活用した造形パラメータの最適化や、クラウドベースの造形データ管理など、デジタル技術との融合がさらに進むことが期待される。3Dプリンター技術の進化は、従来の製造プロセスを変革し、より柔軟で効率的な生産システムの実現に貢献することになるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「フュージョンテクノロジー「JIMTOF 2024(第32回 日本国際工作機械見本市)」に出展。大型高精細光造形機・高速スーパーエンプラ造形機を展示します! | 株式会社サンステラのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000112.000083219.html, (参照 24-11-06).

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