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【CVE-2024-49667】Local Business Addons For Elementor 1.1.5にXSS脆弱性、ユーザーデータ漏洩のリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Local Business Addons For ElementorにXSS脆弱性が発見
  • バージョン1.1.5以前に影響する重要な脆弱性
  • CVSSスコア6.5のミディアムレベルの深刻度

Local Business Addons For Elementor 1.1.5のXSS脆弱性

NervyThemesは、WordPressのElementor用プラグインであるLocal Business Addons For Elementorにストアド型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見されたことを2024年10月29日に公開した。バージョン1.1.5以前のバージョンに影響を与える深刻な脆弱性として【CVE-2024-49667】が割り当てられている。[1]

この脆弱性はCVSSスコア6.5のミディアムレベルの深刻度であり、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さは低いと評価されている。攻撃には特権レベルとユーザーの関与が必要とされており、機密性・完全性・可用性への影響が限定的となっている。

PatchstackのAllianceメンバーであるGabによって発見されたこの脆弱性は、Webページ生成時の入力の不適切な無害化に起因している。CWE-79に分類されるこの問題により、攻撃者は悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことが可能となっている。

Local Business Addons For Elementorの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-49667
影響を受けるバージョン 1.1.5以前
脆弱性のタイプ ストアド型クロスサイトスクリプティング
CVSSスコア 6.5(ミディアム)
攻撃条件 特権レベルとユーザー関与が必要
影響範囲 機密性・完全性・可用性への限定的な影響
脆弱性の詳細についてはこちら

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力データが適切に無害化されずにWebページに出力される
  • 永続的な攻撃が可能なストアド型と一時的な反射型が存在する
  • セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある

Local Business Addons For Elementorで発見された脆弱性は、入力データの不適切な処理によりストアド型XSSが可能となっている。CVSSスコア6.5のミディアムレベルの深刻度であり、特権を持つユーザーの操作を必要とするものの、機密情報の漏洩やWebサイトの改ざんなどのリスクが存在している。

Local Business Addons For Elementorの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を与える可能性がある重要な問題として認識する必要がある。特にLocal Business Addons For Elementorのような広く利用されているプラグインの場合、多くのサイトが影響を受ける可能性があり、早急なアップデートが求められているだろう。

プラグイン開発者は、入力値の適切な検証と無害化処理の実装を徹底することが重要である。特にユーザー入力を扱うプラグインでは、XSS対策としてエスケープ処理やサニタイズ処理を適切に実装する必要があるだろう。

今後はWordPressプラグインのセキュリティ監査の強化や、自動化されたセキュリティテストの導入が期待される。Patchstackのようなセキュリティ企業との協力により、プラグインの品質向上とセキュリティ強化が進むことが望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49667, (参照 24-11-07).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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