【CVE-2024-7985】FileOrganizer 1.0.9に任意のファイルアップロードの脆弱性、リモートコード実行の危険性が判明
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記事の要約
- FileOrganizer 1.0.9以前のバージョンで任意のファイルアップロード脆弱性を確認
- 認証済みユーザー(Subscriber以上)が悪用可能な深刻な脆弱性
- リモートコード実行の可能性がある危険な脆弱性
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FileOrganizer 1.0.9の任意のファイルアップロード脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインFileOrganizerの1.0.9以前のバージョンにおいて、任意のファイルアップロードの脆弱性【CVE-2024-7985】を2024年10月29日に公開した。この脆弱性は認証済みユーザー(Subscriber以上)が悪用可能で、管理者から許可された権限を持つユーザーが対象サーバー上に任意のファイルをアップロードできる状態になっている。[1]
FileOrganizer Proプラグインがインストールされアクティブな状態である必要があるものの、fileorganizer_ajax_handler関数においてファイルタイプの検証が欠如していることが原因となっている。この脆弱性はCVSS v3.1のベーススコアで7.5(重要)と評価されており、早急な対応が必要とされるだろう。
この脆弱性はリモートコード実行を可能にする危険性を含んでおり、攻撃者がサーバー上で任意のコードを実行できる可能性がある。脆弱性の性質上、攻撃の複雑さは高いものの、攻撃が成功した場合の影響は機密性、完全性、可用性のすべてにおいて高いレベルとなっている。
FileOrganizer 1.0.9の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-7985 |
影響を受けるバージョン | FileOrganizer 1.0.9以前 |
CVSS基本スコア | 7.5(重要) |
脆弱性の種類 | CWE-434 危険なタイプのファイルの無制限アップロード |
必要な条件 | FileOrganizer Proプラグインのインストールとアクティブ化 |
影響 | リモートコード実行の可能性 |
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リモートコード実行について
リモートコード実行とは、攻撃者が標的となるシステムやアプリケーション上で任意のプログラムコードを実行できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 遠隔地から攻撃者が任意のコードを実行可能
- システムの完全な制御権限を奪取される可能性
- データの窃取や改ざんなどの重大な被害につながる
FileOrganizerの脆弱性では、認証済みユーザーが悪意のあるファイルをアップロードし、サーバー上でそのコードを実行できる状態となっている。この脆弱性はCVSS基本スコアが7.5と評価されており、攻撃の複雑さは高いものの、攻撃が成功した場合の影響は深刻なものとなるだろう。
FileOrganizerの脆弱性に関する考察
FileOrganizerの脆弱性が示す最大の問題点は、Subscriber以上の権限を持つユーザーが悪用可能という点にある。多くのWordPressサイトではユーザー登録を許可しており、攻撃者が容易にSubscriber権限を取得できる可能性が高いため、本脆弱性の影響範囲は非常に広範囲に及ぶ可能性があるだろう。
今後の対策として、ファイルアップロード機能を実装する際は、厳密なファイルタイプの検証とサニタイズ処理の実装が不可欠となる。また、プラグインの開発者はセキュリティ面でのコードレビューを強化し、特に権限管理とファイルハンドリングの部分については入念なテストを実施する必要があるだろう。
WordPress運営者にとって、プラグインのアップデート管理とセキュリティ監視の重要性が改めて浮き彫りとなった。特にファイル操作に関連する機能を持つプラグインについては、定期的なセキュリティ監査と脆弱性情報のモニタリングが必要不可欠となるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-7985, (参照 24-11-13).
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