読売新聞大阪本社が鉄印帳デジタルでエリア制覇記念鉄印プレゼント企画を開始、地方鉄道活性化に期待

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

読売新聞大阪本社が鉄印帳デジタルを開始
エリア制覇記念鉄印をプレゼント企画実施
デジタル鉄印収集で地方鉄道活性化を促進

鉄印帳デジタルのエリア制覇記念鉄印プレゼント企画開始

株式会社読売新聞大阪本社、株式会社読売旅行、株式会社旅行読売出版社は2024年8月1日より、鉄印帳デジタルにおいてエリア制覇記念鉄印のプレゼント企画を開始した。この企画は第三セクター鉄道等協議会の各エリアに属する鉄道会社のデジタル鉄印を全て収集したユーザーを対象としている。鉄印帳デジタルは3月19日にサービスを開始し、ユーザー登録者数は既に2700人を超える人気を博している。^[1]

エリア制覇記念鉄印は、北海道・東北（8社）、関東・新潟（7社）、中部（10社）、関西・中国・四国（9社）、九州（6社）の5つのエリアごとに用意されている。各エリア内の全鉄道会社のデジタル鉄印を1個以上収集したユーザーに対し、各社のロゴマークが入った特別な鉄印がプレゼントされる。このプレゼント企画は、デジタル技術を活用して地方鉄道の活性化を図る新たな取り組みとなっている。

鉄印帳デジタルは、QRコードを読み取るだけで各鉄道会社がデザインした個性的な鉄印を購入できるWEBアプリである。従来の紙の鉄印帳は約7万冊、鉄印は約69万枚を販売する人気コンテンツとなっており、デジタル版の導入によってさらなる普及が期待される。この取り組みは地方鉄道や沿線地域の活性化に貢献し、第20回日本鉄道大賞特別賞や日本ネーミング大賞2022優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ている。

鉄印帳デジタルのエリア制覇記念鉄印プレゼント企画まとめ

	エリア	対象鉄道会社数	開始日	対象者
概要	5エリア	計40社	2024年8月1日	エリア内全社収集者
エリア詳細	北海道・東北	8社	2024年8月1日	8社全収集者
エリア詳細	関東・新潟	7社	2024年8月1日	7社全収集者
エリア詳細	中部	10社	2024年8月1日	10社全収集者
エリア詳細	関西・中国・四国	9社	2024年8月1日	9社全収集者

鉄印帳デジタルに関する考察

鉄印帳デジタルの導入により、従来の紙媒体では難しかった広域での鉄印収集が容易になったが、今後はデジタルならではの課題が生じる可能性がある。例えば、デジタル鉄印の複製や不正取得といったセキュリティ上の問題が発生する恐れがあるため、ブロックチェーン技術の導入などによる真正性の担保が求められるだろう。また、デジタル化によって現地訪問の機会が減少し、本来の目的である地方鉄道の利用促進につながらないというジレンマも懸念される。

今後追加してほしい機能としては、収集した鉄印を使ったオリジナルグッズの作成や、ARを活用した現地でのデジタルスタンプラリーなどが考えられる。これらの機能は、デジタルとリアルの融合を促進し、より多くの鉄道ファンや観光客を地方へ誘致する効果が期待できる。さらに、鉄道会社同士のコラボレーション企画や、地域の特産品とのタイアップなど、地方経済全体の活性化につながる展開も検討の余地がある。

鉄印帳デジタルの今後の発展に期待したいのは、単なる収集ゲームを超えた、地方創生のプラットフォームとしての機能強化である。例えば、収集した鉄印に関連する地域情報や観光スポットの紹介、さらには地方移住や関係人口増加につながるコンテンツの提供など、鉄道ファンのみならず幅広いユーザー層を取り込める多機能アプリへの進化が望まれる。これにより、デジタル技術を活用した新たな地方活性化モデルの創出が期待できるだろう。