【CVE-2024-8107】Slider Revolution 6.7.18以前にXSS脆弱性が発見、Author権限での攻撃に注意
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記事の要約
- Slider Revolution 6.7.18以前にXSS脆弱性が発見
- Author権限以上でSVGファイルを介した攻撃が可能
- CVSS3.1スコアは6.4でMedium評価
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Slider Revolution 6.7.18のXSS脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインSlider Revolutionのバージョン6.7.18以前に、SVGファイルアップロードを介したストアドXSS脆弱性が存在することを2024年10月1日に公開した。この脆弱性は入力値の不適切なサニタイズと出力のエスケープ処理の不備に起因しており、Author以上の権限を持つ攻撃者によって悪用される可能性がある。[1]
本脆弱性は【CVE-2024-8107】として識別されており、CVSS3.1での評価スコアは6.4でMedium(中程度)と判定された。攻撃者はSVGファイルを介して任意のWebスクリプトを注入でき、ユーザーがそのSVGファイルにアクセスした際にスクリプトが実行される仕組みとなっている。
デフォルト設定ではこの脆弱性は管理者のみが悪用可能だが、Slider Revolutionの設定によってはAuthor権限のユーザーにも設定変更が許可される可能性がある。WordfenceはユーザーにSlider Revolutionの最新バージョンへのアップデートを強く推奨している。
Slider Revolution 6.7.18の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-8107 |
影響を受けるバージョン | 6.7.18以前 |
CVSSスコア | 6.4 (Medium) |
攻撃に必要な権限 | Author以上 |
攻撃手法 | SVGファイルを介したXSS |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトが実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性がある
- 入力値のサニタイズと出力のエスケープで対策が可能
Slider Revolutionの脆弱性では、SVGファイルのアップロード機能を悪用してXSS攻撃が可能となっている。この攻撃は特にAuthor権限以上のユーザーに設定変更を許可している環境で深刻な影響を及ぼす可能性があり、早急なアップデートによる対策が推奨されている。
Slider Revolution 6.7.18の脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって深刻な問題となっている。特にSlider Revolutionのような人気プラグインの脆弱性は、多くのウェブサイトに影響を与える可能性があり、攻撃者にとって魅力的な標的となるだろう。
今後はSVGファイルのアップロード機能に関する脆弱性が他のプラグインでも発見される可能性がある。プラグイン開発者はファイルアップロード機能の実装時に、より厳密な入力検証とサニタイズ処理を行う必要があるだろう。
WordPressエコシステムの安全性向上には、プラグイン開発者とセキュリティ研究者の継続的な協力が不可欠となる。セキュリティ上の問題が発見された際の迅速な対応と、ユーザーへの適切な情報提供体制の構築が重要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-8107, (参照 24-11-15).
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