【CVE-2024-49011】Microsoft SQL Serverに深刻な脆弱性、リモートコード実行の危険性が指摘される
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記事の要約
- Microsoft SQL Serverに深刻な脆弱性が発見
- SQL Server Native Clientに実行コードの脆弱性
- 複数バージョンのSQL Serverが影響を受ける
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Microsoft SQL Serverの脆弱性CVE-2024-49011
Microsoftは2024年11月12日にSQL Server Native Clientにおけるリモートコード実行の脆弱性【CVE-2024-49011】を公開した。この脆弱性はCVSS v3.1で深刻度が8.8(HIGH)と評価されており、ヒープベースのバッファオーバーフローの問題に分類されている。[1]
この脆弱性の影響を受けるのはMicrosoft SQL Server 2016 Service Pack 3からMicrosoft SQL Server 2019までの複数バージョンとなっており、各製品のGDRおよびCUバージョンが対象に含まれている。脆弱性の攻撃にはユーザーの操作が必要とされているが、攻撃者は特別な権限を必要とせずに攻撃を実行できる可能性があるとされている。
脆弱性の修正はMicrosoftから提供されるセキュリティアップデートによって行われ、影響を受けるバージョンごとに異なるパッチが用意されている。Microsoft SQL Server 2019の場合はバージョン15.0.4410.1まで、SQL Server 2017はバージョン14.0.3485.1までのアップデートが推奨されており、早急な対応が必要とされている。
影響を受けるバージョンまとめ
製品名 | 影響を受けるバージョン |
---|---|
Microsoft SQL Server 2017 (GDR) | 14.0.0から14.0.2070.1未満 |
Microsoft SQL Server 2019 (GDR) | 15.0.0から15.0.2130.3未満 |
SQL Server 2016 SP3 (GDR) | 13.0.0から13.0.6455.2未満 |
SQL Server 2016 SP3 Azure Connect | 13.0.0から13.0.7050.2未満 |
SQL Server 2017 (CU 31) | 14.0.0から14.0.3485.1未満 |
SQL Server 2019 (CU 29) | 15.0.0から15.0.4410.1未満 |
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ヒープベースのバッファオーバーフローについて
ヒープベースのバッファオーバーフローとは、プログラムのメモリ領域であるヒープ領域において、割り当てられた領域を超えてデータを書き込んでしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- プログラムの実行時に動的に確保されるメモリ領域で発生
- メモリの破壊や情報漏洩のリスクが存在
- 任意のコード実行につながる可能性がある
SQL Server Native Clientにおけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性は、攻撃者によって特別に細工されたリクエストを送信されることで発生する可能性がある。この脆弱性は認証を必要としないため、インターネットに公開されているシステムでは特に注意が必要であり、早急なセキュリティパッチの適用が推奨されている。
SQL Server Native Clientの脆弱性に関する考察
Microsoft SQL Serverの広範な企業利用を考慮すると、今回の脆弱性は多くの組織に影響を及ぼす可能性が高いと考えられる。特にリモートコード実行が可能な脆弱性であることから、攻撃者によって悪用された場合のリスクは甚大であり、早急なパッチ適用とセキュリティ対策の見直しが必要不可欠だろう。
今後はSQL Serverのセキュリティアーキテクチャ全体を見直し、同様の脆弱性が発生しないような予防的な対策が重要になってくるはずだ。特にネットワークレベルでのセグメンテーションやアクセス制御の強化など、多層的な防御戦略の構築が求められている。
また、クラウド環境への移行が進む中で、オンプレミス環境のSQL Serverのセキュリティ管理がおろそかになるリスクも懸念される。継続的なセキュリティ監視とパッチ管理の自動化など、運用面での改善も併せて検討する必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49011, (参照 24-11-20).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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