【CVE-2024-49018】MicrosoftがSQL Server Native Clientの深刻な脆弱性を公開、複数バージョンのSQL Serverに影響
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記事の要約
- SQL Server Native Clientにリモートコード実行の脆弱性
- 複数バージョンのSQL Serverに影響が及ぶ
- CWE-197の深刻度8.8のセキュリティ脅威
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Microsoft SQL Serverの深刻な脆弱性が発見
Microsoftは2024年11月12日、SQL Server Native Clientにおけるリモートコード実行の脆弱性【CVE-2024-49018】を公開した。この脆弱性はCVSS v3.1で深刻度8.8の高リスクと評価されており、攻撃者が特別に細工したペイロードを送信することで任意のコードを実行できる可能性がある。[1]
この脆弱性はSQL Server 2016 Service Pack 3からSQL Server 2019まで、複数のバージョンに影響を及ぼすことが判明している。攻撃の成功には利用者の操作が必要となるものの、攻撃者に特権は不要であり、ネットワーク経由での攻撃も可能である状況だ。
Microsoftは各バージョンに対応するセキュリティアップデートを提供しており、早急な適用を推奨している。影響を受けるバージョンはSQL Server 2016 Service Pack 3(13.0.6455.2未満)、SQL Server 2017(14.0.2070.1未満)、SQL Server 2019(15.0.2130.3未満)などが含まれている。
影響を受けるSQL Serverバージョンまとめ
製品名 | 影響を受けるバージョン |
---|---|
SQL Server 2016 SP3 (GDR) | 13.0.0から13.0.6455.2未満 |
SQL Server 2016 SP3 Azure | 13.0.0から13.0.7050.2未満 |
SQL Server 2017 (GDR) | 14.0.0から14.0.2070.1未満 |
SQL Server 2017 (CU 31) | 14.0.0から14.0.3485.1未満 |
SQL Server 2019 (GDR) | 15.0.0から15.0.2130.3未満 |
SQL Server 2019 (CU 29) | 15.0.0から15.0.4410.1未満 |
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リモートコード実行について
リモートコード実行とは、攻撃者が遠隔地から対象システムに不正なコードを実行させることができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 遠隔からシステムに不正なコードを送り込むことが可能
- 管理者権限の取得やデータの改ざんのリスクがある
- システム全体のセキュリティを脅かす重大な脆弱性
SQL Server Native Clientにおけるリモートコード実行の脆弱性は、CVSS v3.1で8.8という高い深刻度を記録している。この脆弱性はCWE-197(数値切り捨てエラー)に分類されており、攻撃者が特別に細工したペイロードを送信することで、対象システムで任意のコードを実行できる可能性が指摘されている。
SQL Server Native Client脆弱性に関する考察
今回発見された脆弱性は、リモートからの攻撃が可能でありながら攻撃条件の複雑さが低いという点で、早急な対応が必要となる深刻な問題である。特に企業のデータベースシステムに広く利用されているSQL Serverだけに、情報漏洩やシステム障害などの重大なインシデントにつながる可能性が高いだろう。
この脆弱性への対策として、Microsoftが提供する最新のセキュリティアップデートを適用することが不可欠だが、それだけでは十分とは言えない。システム管理者はネットワークの監視強化やアクセス制御の見直し、さらには不正アクセスの検知システムの導入も検討する必要があるだろう。
将来的には、SQL Serverのセキュリティ機能の強化やより堅牢な認証システムの実装が期待される。特に今回のような深刻な脆弱性に対しては、早期発見・早期対応を可能にする仕組みづくりや、セキュリティパッチの自動適用機能の拡充が重要になってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-49018, (参照 24-11-20).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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