Tokyo Artisan IntelligenceがFPGAベースのAIプラットフォームを発表、エッジAIの高性能化に貢献へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
Tokyo Artisan IntelligenceがFPGAベースのエッジAIプラットフォームを発表
TAIが発表するAIプラットフォームの特徴
FPGAについて
参考サイト

記事の要約

TAIがFPGAベースのAIプラットフォームを発表
IEEE A-SSCC 2024で中原啓貴が登壇予定
エッジAIの高速化・低電力化を実現

Tokyo Artisan IntelligenceがFPGAベースのエッジAIプラットフォームを発表

Tokyo Artisan Intelligence株式会社は2024年11月21日に広島国際会議場で開催されるIEEE A-SSCC 2024において、FPGAをベースとしたAIプラットフォームのロードマップを発表する予定だ。エッジAIのリーディングカンパニーとして知られるTAIは、ニューラルネットワーク圧縮技術とハードウェア実装技術を組み合わせることで高性能なエッジAIを実現している。^[1]

TAIは2020年3月に設立された東北大学発のベンチャー企業で、AIアルゴリズムを端末側で実行するエッジAIの開発に特化している。産業機器からヘルスケアまで幅広い分野において、データセット構築から学習、ハードウェア実装までのトータルソリューションを提供することで、リアルタイム性と低消費電力を両立したシステムを実現している。

創業者の中原啓貴は東北大学の教授を兼任しており、半導体設計技術とAIの研究開発に長年取り組んでいる。2012年のAIブーム以前から深層学習の研究開発に着手し、2019年には英国インペリアル・カレッジ・ロンドン校での研究経験を持つ第一人者である。

TAIが発表するAIプラットフォームの特徴

項目	詳細
基盤技術	FPGAベースのAIプラットフォーム
主要機能	AIアルゴリズムの端末側での実行
特徴	高速化・低電力化を実現
対応分野	産業機器、医療機器、製造装置、ヘルスケア、インフラ
提供サービス	データセット構築、学習、ハードウェア実装、サポート

TAIの公式サイトはこちら

FPGAについて

FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略称で、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

プログラミング可能な論理回路
高い柔軟性と再構成可能性
並列処理による高速演算が可能

TAIが開発するエッジAIプラットフォームでは、FPGAの特性を活かしてAI処理の高速化と低電力化を実現している。このアプローチにより、産業機器や医療機器など様々な分野でリアルタイムなAI処理が可能になり、エッジコンピューティングの新たな可能性を切り開くことが期待される。

参考サイト

^ PR TIMES. 「FPGAをベースとしたAIプラットフォームのロードマップを発表、11月21日開催の国際会議「IEEE A-SSCC 2024」に登壇 | Tokyo Artisan Intelligence株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000072103.html, (参照 24-11-20).
Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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