【CVE-2024-11211】EyouCMS 1.6.7に重大な脆弱性、Webサイトロゴの無制限アップロードが可能に
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記事の要約
- EyouCMSにWebサイトロゴの無制限アップロード脆弱性
- バージョン1.6.0から1.6.7まで影響を受ける深刻な脆弱性
- 攻撃者によるリモートからの実行が可能な状態
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EyouCMS 1.6.7のWebサイトロゴアップロードの脆弱性
VulDBは2024年11月14日にEyouCMSバージョン1.6.0から1.6.7に影響を及ぼす重大な脆弱性【CVE-2024-11211】を公開した。Webサイトロゴハンドラーコンポーネントの機能において無制限アップロードの脆弱性が確認され、リモートからの攻撃が可能な状態となっている。[1]
この脆弱性はCVSSスコアシステムのバージョン4.0で中程度の5.1点、バージョン3.1と3.0で4.7点と評価されている。攻撃元区分がネットワークであり攻撃条件の複雑さは低いものの、攻撃には高い特権レベルが必要とされるため、被害の影響範囲は限定的だろう。
VulDBは脆弱性の発見後、ベンダーに早期に連絡を試みたが応答が得られなかった。この脆弱性に関する情報は既に公開されており、攻撃者による悪用の可能性が懸念される状況となっている。
EyouCMS脆弱性の詳細まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-11211 |
影響を受けるバージョン | 1.6.0から1.6.7 |
影響を受けるコンポーネント | Webサイトロゴハンドラー |
脆弱性の種類 | 無制限アップロード、不適切なアクセス制御 |
CVSSスコア(v4.0) | 5.1(中程度) |
攻撃条件 | リモートからの実行が可能、高い特権レベルが必要 |
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無制限アップロードについて
無制限アップロードとは、Webアプリケーションにおいてファイルアップロード機能の制限が適切に実装されていない脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ファイルの種類や大きさに制限がない状態
- 悪意のあるファイルのアップロードが可能
- システムの整合性やセキュリティを脅かす可能性
EyouCMSのWebサイトロゴハンドラーコンポーネントにおける無制限アップロードの脆弱性は、高い特権レベルを持つ攻撃者によって悪用される可能性がある。CVSSスコアでは中程度の評価となっているものの、システムの整合性を損なう可能性があるため早急な対応が必要だ。
EyouCMSの脆弱性に関する考察
EyouCMSの脆弱性において最も懸念される点は、ベンダーからの応答がない状態で脆弱性情報が公開されていることだ。この状況は、脆弱性への対策が適切に行われないまま、攻撃者による悪用の可能性が高まることを示唆している。早急なセキュリティパッチの提供とユーザーへの適切な情報提供が望まれるだろう。
今後の対策として、Webサイトロゴアップロード機能に対する厳格な制限の実装が必要不可欠となる。ファイル形式や大きさの制限、アップロード後のファイル検証機能の追加など、多層的なセキュリティ対策の実装によってリスクを軽減することが可能だろう。
EyouCMSの開発チームには、セキュリティ報告に対する迅速な対応体制の構築も求められる。脆弱性報告への適切な対応と、定期的なセキュリティ監査の実施によって、製品の信頼性向上につながることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11211, (参照 24-11-21).
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