【CVE-2024-9059】Royal Elementor Addons 1.7.1001にXSS脆弱性、早急なアップデートが必要に
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記事の要約
- Royal Elementor Addonsに深刻な脆弱性が発見
- バージョン1.7.1001までのGoogle Mapsウィジェットに影響
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能に
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Royal Elementor Addons 1.7.1001の脆弱性
WordPressプラグインのRoyal Elementor Addons and Templatesで深刻な脆弱性【CVE-2024-9059】が2024年11月13日に公開された。Google Mapsウィジェットにおける入力サニタイズと出力エスケープの不足により、Contributor以上の権限を持つ攻撃者が任意のWebスクリプトを注入できる状態となっている。[1]
この脆弱性によってContributor以上の権限を持つユーザーがページに悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能となり、そのページにアクセスしたユーザーの環境で不正なスクリプトが実行される危険性が存在する。WordFenceのセキュリティ評価によると、この脆弱性のCVSSスコアは6.4でミディアムレベルの深刻度となっている。
またこの脆弱性は、攻撃者が特別に細工したスクリプトをGoogle Mapsウィジェット経由でページに埋め込み、ユーザーがそのページを閲覧した際に不正なスクリプトが実行される仕組みとなっている。この脆弱性の影響を受けるバージョンは1.7.1001以前のすべてのバージョンであり、早急なアップデートが推奨される。
Royal Elementor Addonsの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-9059 |
影響を受けるバージョン | 1.7.1001以前 |
脆弱性の種類 | Stored Cross-Site Scripting |
CVSSスコア | 6.4(ミディアム) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | Google Mapsウィジェット |
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Stored Cross-Site Scriptingについて
Stored Cross-Site Scriptingとは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、悪意のあるスクリプトがサーバーに保存され、後にそのページを閲覧したユーザーの環境で実行される攻撃手法を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- サーバーに保存された不正なスクリプトが永続的に実行可能
- 複数のユーザーに影響を与える可能性が高い
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される
Royal Elementor Addonsの事例では、Google Mapsウィジェットを介して悪意のあるスクリプトがWordPressのデータベースに保存され、ページにアクセスした全てのユーザーに影響を与える可能性がある。CVSSスコア6.4という評価は、攻撃の容易さと影響範囲の広さを考慮した結果であり、早急な対応が必要とされている。
Royal Elementor Addonsの脆弱性に関する考察
Royal Elementor Addonsの脆弱性は、WordPressの人気プラグインの一つであるという点で影響が大きく、特に複数の投稿者が存在するサイトでは深刻な問題となり得る。WordPressのプラグインエコシステムにおいて、サードパーティ製プラグインのセキュリティ管理の重要性が改めて浮き彫りとなっている。
今後は類似の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者によるより厳密な入力検証とサニタイズ処理の実装が求められる。特にGoogle MapsなどのWeb APIを利用するウィジェットでは、ユーザー入力値の処理に対してより慎重なアプローチが必要となるだろう。
また、WordPressコミュニティ全体としても、セキュリティレビューのプロセスを強化し、プラグインの品質管理をより厳格にすることが望まれる。プラグインのセキュリティ評価基準の統一化や、開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が今後の課題となっている。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-9059, (参照 24-11-21).
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
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