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公開：2024-08-10

JR東海とポケまぜがLESSARを活用、東海道新幹線駅でARイベント開催でユーザー体験向上へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• JR東海とポケまぜがARツールLESSARを活用
• 東海道新幹線駅でデジタルフォトフレーム提供
• 名古屋駅直上ビルでデジタルスタンプラリー実施

JR東海とポケモンのコラボ企画におけるLESSARの活用

スターティアホールディングス株式会社は、子会社クラウドサーカス株式会社が提供するARプロモーションツール『LESSAR』がJR東海の『推し旅』と株式会社ポケモンの『ようこそ！ポケモンカフェ～まぜまぜパズル～』のイベント企画に活用されていることを2024年8月8日に発表した。このコラボ企画では、東海道新幹線駅改札内のポスターからデジタルフォトフレームを楽しめる施策や、名古屋駅直上ビルでのデジタルスタンプラリーが実施される。^[1]

東海道新幹線駅改札内のポスターにある二次元コードをスマホで読み込むと、LESSARが起動してデジタルフォトフレームによる写真撮影が可能となる。各駅で異なるポケモンやフレームデザインが用意されており、旅の思い出作りに活用できる。実施期間は2024年7月20日から12月29日までで、東京駅から新大阪駅まで計17駅で展開される。

名古屋駅直上ビルでは、2024年7月20日から9月1日まで、レストラン街に遊びに来た82種類のポケモンの中から9匹の二次元コード付きポスターを探すスタンプラリーが開催される。また、対象店舗入口での二次元コード読み取りで、ポイントが当たるくじにチャレンジできる。さらに、8月24日から12月29日まで愛知県・岐阜県の6コースでスポットスタンプラリーも実施予定だ。

LESSAR活用イベントの概要まとめ

LESSARについて

LESSARとは、アプリ不要のWebARを簡単に作成・運用できるARプロモーションツールのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• QRコードやURLから直感的なAR体験が可能
• オンラインイベントや商品プロモーションに活用可能
• AR体験ログの分析によるプロモーション改善が可能

LESSARは、クラウドサーカス株式会社が開発・提供するツールで、2024年6月末時点で8,500社以上の企業に導入されている。WebARの特性を活かし、ユーザーがアプリをインストールすることなく、手軽にAR体験を楽しめる点が大きな特徴だ。また、企業側にとっても、AR体験の作成から運用、効果測定までを一貫して行えるため、効果的なプロモーション施策の実施が可能となっている。

JR東海とポケモンのコラボ企画に関する考察

JR東海と株式会社ポケモンのコラボ企画におけるLESSARの活用は、鉄道業界におけるデジタル技術の新たな活用方法を示している。従来の紙媒体や静的なデジタルサイネージだけでなく、個人のスマートフォンを通じてインタラクティブな体験を提供することで、旅行者の興味を引き付け、新たな付加価値を創出する可能性がある。一方で、こうしたAR技術の活用に伴い、プライバシーやデータセキュリティの問題も考慮する必要があるだろう。

今後、このような取り組みがさらに進化し、ARを活用した駅構内のナビゲーションや、リアルタイムの運行情報提供など、より実用的なサービスへと発展する可能性がある。また、他の交通機関や観光地との連携により、シームレスな旅行体験を提供するプラットフォームへと拡大することも考えられる。ただし、技術の導入にあたっては、高齢者や障がい者など、デジタルデバイスの利用に不慣れな利用者への配慮も必要となるだろう。

さらに、このようなARを活用したプロモーション手法は、鉄道業界以外にも広く応用できる可能性がある。小売業やエンターテインメント業界など、様々な分野でユーザー体験の向上や新たな収益源の創出につながる可能性がある。一方で、過度なデジタル化によって、実際の景色や人々とのリアルな交流が疎かになるリスクもある。バーチャルとリアルのバランスを取りながら、真に価値ある体験を提供することが、今後の課題となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「JR東海『推し旅』×『ポケまぜ』にクラウドサーカスのARツール『LESSAR』が活用中！ | スターティアホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000292.000016877.html, (参照 24-08-10).

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