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公開：2025-03-08

アンリツとEMITE社がWi-Fi 7向け2x2 MIMO OTAテストソリューションを強化、通信機器の性能評価精度が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• アンリツとEMITE社がWi-Fi 7向けOTAテストソリューションを強化
• 2x2 MIMO対応機器の測定精度と再現性が向上
• MT8862AとEMITE社Chamberの組み合わせで高精度なテストを実現

アンリツとEMITE社のWi-Fi 7向けOTAテストソリューション強化

アンリツ株式会社は、Over-The-Air（OTA）テストソリューションのリーディングカンパニーであるEMITE社との協業により、IEEE 802.11be（Wi-Fi 7）機器向けの2x2 MIMO OTAテストソリューションの機能を強化したことを2025年3月7日に発表した。当該ソリューションは正確で再現性の高いOTAテストを実現し、MIMO対応機器のテスト効率向上に大きく貢献することが期待されている。^[1]

Wi-Fi 7は従来のIEEE 802.11ax（Wi-Fi 6/6E）の後継となる次世代規格であり、4Kを超える超高解像度のビデオストリーミングや最先端のAR/VR体験などの革新的なアプリケーションやサービスの実現において重要な役割を果たすことが見込まれている。この規格は従来の通信速度を大幅に上回る高速通信の実現を目的としているのだ。

アンリツのワイヤレスコネクティビティテストセットMT8862AとEMITE社のChamberを組み合わせることで、テストの再現性を確保したソリューションの提供が実現した。MT8862AはWi-Fi 7デバイスの総合放射電力や総合等方向受信感度性能を再現性のある環境で試験することが可能となり、完成品の状態でテストを実施できる革新的な機能を備えている。

Wi-Fi 7テストソリューションの機能まとめ

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Over-The-Air（OTA）テストについて

Over-The-Air（OTA）テストとは、空間を介して電波の送受信を行い、無線機の信頼性、効率性および性能を正確に評価する試験方法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 空間を介した電波送受信による実環境に近い測定が可能
• アンテナを含めた完成品での総合的な性能評価が実施可能
• 無線通信性能の正確な評価に特に有効

OTAテストでは、テストの再現性を確保するため、機器の通信以外で生じる電波の影響を抑える必要がある。MT8862AとEMITE社のChamberを組み合わせることで、高い再現性を持つテスト環境を実現し、より正確な無線通信性能の評価を可能にしているのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アンリツとEMITE社、Wi-Fi 7の2x2 MIMO対応機器向けOTAテストソリューションを発表 | アンリツ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000109169.html, (参照 25-03-08).

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